【厳選6社】高校・中学校が利用できる探究学習プログラムと失敗しない選定のポイント

多くの高校の先生方から、探究学習の実施において教員負担が増大している、教員に探究指導の経験が少なく良い成果が出ない、企業や地域と連携したいが手間がかかるので躊躇している…このような声があがっています。

この記事では、中学校・高等学校向けに提供されている「探究学習プログラム」を紹介します。質の高い探究学習の実施に、プログラムを活用したいとお考えの先生方は是非お読みください。

【高校の探究担当の先生へ】
当メディアを運営する私たちStudy Valleyは「社会とつながる探究学習」を合言葉に、全国の高等学校様へ、探究スペシャリストによる探究支援と、社会とつながるICTツール「高校向け探究学習サービス『TimeTact』」を提供しています。

現在、探究に関する無料相談会を開催中です。探究へのICT活用や外部連携にご興味ある方、お気軽にご連絡下さい。ご予約はこちら（2024年3月現在、問い合わせが急増しております。ご希望の方はお早めにご連絡ください）。

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失敗しない！探究学習プログラム選定のポイント

探究学習プログラムの導入にあたっては、予算、期間、対応する探究、見込める導入成果等が検討ポイントになります。

●予算…ねん出できる範囲か。EdTech導入補助金や探究的な学び支援補助金などの補助対象となりえるか。

●期間…数コマで実施するスポット的なものか、学期、年間、3年間などの長期プログラムか、また、年度をまたいで利用する可能性があるか。完成されているプログラムとはいえ、導入にあたっては、目的のすり合わせや準備など、それなりにコストと工数がかかります。特に年度をまたいで利用する可能性がある場合は、多様なバリエーションが選べることが望ましいでしょう。

●対応する探究･･･地域探究、キャリア探究、企業探究、SDGｓ探究などいろいろな種類があります。特定の種類に特化したプログラムもあれば、多様なプログラムを利用できるサービスもあります。

●見込める導入成果･･･探究成果、評価、教員の負担軽減など様々な成果が考えられます。

高校・中学校が導入できる探究学習プログラム

高校・中学校が導入できる探究学習プログラムを6つ紹介します。

Time Tact（タイムタクト）

Time Tact（タイムタクト）は、約200もの探究学習プログラムを利用できる学習プラットフォームです。

企業の生きた課題を学べるオリジナル探究プログラムを多数掲載し、探究成果に対してい企業担当者からフィードバックが得られるのが大きな特徴です。

さらに開発会社のStudy Valleyは、経済産業省提供の「STEAMライブラリー」構築事業者でもあるため、Time TactはSTEAMライブラリーと連携し、企業から提供された探究プログラムと合わせて約200の教材を掲載しています。

豊富なバリエーションの中からプログラムを選べるので、探究の目的や生徒の学年やレベルに合わせた最適な探究カリキュラムを作成できます。Time Tactを利用する教育機関には、専属のカスタマーサクセススタッフが計画から振り返りまで伴走するので、はじめて本格的に探究を実施する学校も安心です。

また、Time Tactは探究学習に特化したオール・イン・ワンパッケージになっており、必要なものの一元管理が可能（授業計画・教材準備、テーマ設定、授業の実施/評価、学習進捗管理）、教員負担を大幅に軽減します。

NOLTYスコラ 探究プログラム

能率手帳で有名なNOLTYが提供する「NOLTYスコラ 探究プログラム」は、人気のテーマ「SDGｓ」「教育旅行」「進路」を探究できるプログラムです。３年間の探究活動が体系化されているのも特徴で、1年生で探究の基礎、2年生でSDGｓと教育旅行を活用した探究を行い、3年生で進路探究、という学年の学習段階に合わせた段階的な探究学習を実施できます。

デジタル教材・指導書や動画、アナログ教材の探究ノートの組み合わせで効率よく学習を進められます。

みらい探究ゼミナール

「みらい探究ゼミナール」は、大手旅行代理店として有名なJTBが提供する、観光や地域活性化をテーマとした協働型地域探究学習プログラムです。

JTBの持つ観光に関するビックデータ「観光予報DS」を活用できます。観光予報DSでは、地域ごとの人口データ、観光データ、気象データなどを参照でき、情報収集や分析に利用できます。全8コマで構成され、最後はポスター発表を行います。

クエストエデュケーション

「クエストエデュケーション」は株式会社 教育と探求社が提供する探究プログラムです。「企業探究コース」「進路探究コース」など13種のプログラムから選択できます。提携企業でインターンシップを行ったり、企業のドキュメンタリー動画を作るなど様々なバリエーションがあります。また、成果発表の場として「クエストカップ全国大会」が用意されており、生徒のモチベーションアップにもつながります。

21世紀型・探究学習プログラム

「21世紀型・探究学習プログラム」は「探究学習」と「キャリア学習」のハイブリッド型プログラムで、「キャリア探究」「進路探究」を実施したい学校に即したプログラムです。

中高生が「21世紀の最先端を学び、人生の選択肢を広げること」、「正解がない課題に挑戦し、21世紀に必要な力を伸ばすこと」をプログラムの大きな目的としており、すべての講座を通して、AIをはじめとするテクノロジー、社会問題、イノベーションなど現代的なテーマが取り扱われています。学習はワークブック教材を中心にオンライン授業やグループワークも取り入れる内容となっています。

StartupBaseU18

株式会社まつりばが提供する「StartupBaseU18」は、ビジネスフレームワークやグローバル企業について学びながらアントレプレナーシップ（起業家精神）を身につけられる探究プログラムです。

2dayプログラムでは学校にファシリテーターを派遣し、対面開催で行われます。1年生のオリエンテーション、修学旅行などで利用されています。8コマからなるプログラムでは、ワークブックと動画教材を用いたオンライン授業で、最後には成果を発表するコンテストが設けられています。

まとめ

探究学習を支援するプログラムが提供されています。導入時の検討ポイントは予算、期間、対応する探究、見込める導入成果等です。予算は補助金対象か確認し、期間は短期・長期プログラムや年度をまたいで利用するか検討しましょう。対応する探究種類も確認してください。導入成果は探究成果、評価、教員負担軽減など複数の観点があります。

探究学習プログラムに迷われたら、Time Tactをご検討下さい

私たちStudy Valleyが提供するTime Tactは、企業の生きた課題を学べるオリジナル探究プログラムを多数掲載し、探究成果に対してい企業担当者からフィードバックが得られるのが大きな特徴です。

STEAMライブラリーのコンテンツと合わせて約200のプログラムを利用できます。1年生向けの探究導入コンテンツから、探究上級者向けの骨太の企業コンテンツまで、貴校の状況、課題に合わせた探究カリキュラムを設計できます。

また、計画作成から課題提出、評価など必要なものが一元管理できるため先生方の負担も軽減できます。ぜひ一度、Time Tactご案内ページから詳細をご確認ください。

ABOUT ME

この記事を書いた人：Study Valley 編集部

探究No.1メディア”Far East Tokyo”編集部です！執筆陣は、教育コンサルタント、元教員、教育学部大学院生など、先生方と同じく、教育に熱い思いを持つStudy Valleyのスタッフ陣です。子どもたちがわくわく探究する姿を思い浮かべながら制作しています！先生方のお役に立ちますように。Twitterフォローで記事更新情報が届きます。

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【この記事の監修者】

田中 悠樹｜株式会社Study Valley代表

東京大学大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券→リクルートホールディングスに入社。同社にて様々な企業への投資を経験する中で、日本の未来を変えるためには子どもたちへの教育の拡充が重要であると考え、2020年に株式会社Study Valleyを創業。
2020年、経済産業省主催の教育プラットフォームSTEAM ライブラリーの技術開発を担当。
2024年、経済産業省が主催する「イノベーション創出のための学びと社会連携推進に関する研究会」に委員として参加している。