高校生の自己PRは、強みの名前より「その強みが表れた行動」と「行動を裏付ける事実」が重要です。探究活動には、問いを立てる、情報を集める、協働する、失敗から修正するといった行動が残るため、部活動や役職がなくても自己PRの材料を見つけられます。

探究活動の記録から高校生の自己PRを作る手順
高校/学校の探究担当の先生向け探究学習支援サービス『TimeTact』 CSRの枠を超えた教育投資『TimeTact』

【高校の探究担当の先生へ】
当メディアを運営する私たちStudy Valleyは「社会とつながる探究学習」を合言葉に、全国の高等学校様へ、探究スペシャリストによる探究支援と、社会とつながるICTツール「高校向け探究学習サービス『TimeTact』」を提供しています。

現在、探究に関する無料相談会を開催中です。探究へのICT活用や外部連携にご興味ある方、お気軽にご連絡下さい。ご予約は探究学習・TimeTactの無料相談フォーム

【企業のCSR広報ご担当者様へ】
CSR広報活動の強い味方!
探究教育を通して、学校と繋がるさまざまなメリットを提供しています。


まずはお気軽に「教育CSRサービスページ」より資料をダウンロードください。
また無料相談も可能です。些細なご相談やご質問、お見積りなど、お気軽にご相談ください。

探究活動を自己PR例文に変える考え方

高校生の自己PRで探究活動を使う場合は、「頑張ったこと」ではなく「課題をどう捉え、どう行動し、何を学んだか」を整理すると伝わりやすくなります。総合型選抜や面接では、活動の大きさよりも思考の過程が評価されます。

  1. 最初の課題意識や問いを一文で書く。
  2. 調査、インタビュー、実践など自分が動いた内容を具体化する。
  3. 結果から得た学びを、志望理由や将来の関心につなげる。

探究活動から自己PRを作る5ステップ

1. 活動を時系列で書き出す

テーマだけでなく、問いを立てた日、調査したこと、話し合い、失敗、修正、発表後の気づきを並べます。材料が足りない場合は、探究活動の記録方法に沿って整理してください。

2. 自分が選んだ行動に印を付ける

先生やチームから指示されたことではなく、自分で考えて選んだ行動を探します。「質問項目を変更した」「異なる立場の人にも聞いた」「役割分担を提案した」など、具体的な動詞にします。

3. 行動から強みを一つ決める

一つのエピソードに強みを詰め込み過ぎないことが重要です。課題を見つけたなら課題発見力、計画を修正したなら改善力、意見を整理したなら協働力というように、行動と強みが対応しているか確認します。

4. 根拠を確認する

人数、期間、割合などを使う場合は、記録から確認できる数字だけを使います。アンケート結果なら、対象人数、実施時期、質問内容を説明できるようにします。「多くの人に評価された」のような曖昧な表現を、根拠のない数字へ置き換えてはいけません。

5. 志望先での行動につなげる

「この強みを生かしたい」で終えず、大学の授業、研究、プロジェクト、将来取り組みたい課題のどこで、どのように使うかを書きます。

STAR法に振り返りを加えて構成する

自己PRを短く整理するときは、STAR法にReflection(振り返り)を加えた5項目が使えます。

項目書く内容確認する質問
Situation状況・背景何が起きていたか
Task自分の課題・役割何を解決する必要があったか
Action自分が選んだ行動なぜその方法を選んだか
Result結果・確認できた事実何が変わり、何が残ったか
Reflection学び・次の行動次なら何を変えるか

高校生向け自己PR例文

以下は書き方を示すための架空例です。数字や行動を自分の事実へ置き換えてください。

例1: 調査方法を改善した経験

私の強みは、結果を見て方法を修正できることです。地域交通をテーマにした探究で、最初のアンケートは回答が集まりませんでした。質問が抽象的で答えにくいと考え、先生と対象者に確認したうえで、利用場面ごとの選択肢に変更しました。再調査では回答理由まで聞けるようになり、当初の仮説だけでは説明できない課題を発見しました。この経験から、計画に固執せず、相手の立場と得られた事実から方法を見直す大切さを学びました。

例2: チームの意見を整理した経験

私の強みは、異なる意見を整理して次の行動につなげることです。学校の食品ロスを調べるグループで、啓発を優先する案と販売方法を調べる案に意見が分かれました。私は、各案が前提にしている原因と必要な情報を表にし、まず廃棄が発生する条件を観察することを提案しました。その結果、議論を勝ち負けにせず、共通の調査計画へまとめられました。

書いた後のチェックポイント

  • 強みと行動が対応している。
  • チームの成果を自分一人の成果として書いていない。
  • 根拠を確認できない数字や評価を使っていない。
  • 成功だけでなく、判断理由や改善過程が含まれている。
  • 志望先での具体的な行動につながっている。
  • 指定文字数に合わせ、同じ説明を繰り返していない。

面接用に言い換えるときは、総合型選抜で探究活動を答える方法も確認してください。また、経済産業省の社会人基礎力は、能力を「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の観点で整理する際の参考になります。ただし、用語を並べるだけでなく、自分の行動で説明することが必要です。

探究活動を自己PRに変える3ステップ

探究活動を自己PRに使うときは、活動名を並べるだけでは強みが伝わりません。課題に気づいた場面、自分が工夫した行動、そこから得た学びを順番に整理すると、面接や志望理由書で伝えやすくなります。

ステップ書く内容
課題どんな問いや困りごとに向き合ったか
行動自分が調べたこと、試したこと、周囲と協力したこと
学び考え方や進路選択にどう影響したか

自己PRでは成果の大きさよりも、自分で考えて行動したプロセスが評価されます。小さな探究でも、問いの変化や次に挑戦したいことまで語れると、受験や面接で使いやすいエピソードになります。

自己PR・活動実績の関連記事

まとめ

探究活動を自己PRに使うときは、テーマの珍しさではなく、自分が選んだ行動とその根拠を中心にします。記録を時系列で整理し、一つの強みに絞り、STARと振り返りで構成すると、面接や志望理由書で説明しやすい自己PRになります。

編集・内容確認: Study Valley編集部(2026年9月更新)。出願書類は、各大学・学校が示す最新の様式と注意事項を優先してください。

学校・教育関係者の方へ

探究学習の授業設計やTimeTact活用を相談する

学校の状況に合わせて、探究カリキュラム、教員負担、外部連携についてご案内します。

探究学習について相談する

高校/学校の探究担当の先生向け探究学習支援サービス『TimeTact』 CSRの枠を超えた教育投資『TimeTact』

【高校の探究担当の先生へ】
当メディアを運営する私たちStudy Valleyは「社会とつながる探究学習」を合言葉に、全国の高等学校様へ、探究スペシャリストによる探究支援と、社会とつながるICTツール「高校向け探究学習サービス『TimeTact』」を提供しています。

現在、探究に関する無料相談会を開催中です。探究へのICT活用や外部連携にご興味ある方、お気軽にご連絡下さい。ご予約は探究学習・TimeTactの無料相談フォーム

【企業のCSR広報ご担当者様へ】
CSR広報活動の強い味方!
探究教育を通して、学校と繋がるさまざまなメリットを提供しています。


まずはお気軽に「教育CSRサービスページ」より資料をダウンロードください。
また無料相談も可能です。些細なご相談やご質問、お見積りなど、お気軽にご相談ください。

【この記事の監修者】

田中 悠樹|株式会社Study Valley代表

田中 悠樹|株式会社Study Valley代表

東京大学大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券→リクルートホールディングスに入社。同社にて様々な企業への投資を経験する中で、日本の未来を変えるためには子どもたちへの教育の拡充が重要であると考え、2020年に株式会社Study Valleyを創業。
2020年、経済産業省主催の教育プラットフォームSTEAM ライブラリーの技術開発を担当。
2024年、経済産業省が主催する「イノベーション創出のための学びと社会連携推進に関する研究会」に委員として参加している。