お知らせ

【講演レポート】ワクワクを起点にした街創り!〜平塚青年会議所〜【探究学習】

2021年11月23日、弊社代表・田中による講演を平塚青年会議所にて行いました。探究学習について、その必要性と将来の展望についてなど、弊社がサポートしてきた学校様の事例も踏まえてお話させていただきました。

高校/学校の探究担当の先生向け探究学習支援サービス『TimeTact』 CSRの枠を超えた教育投資『TimeTact』

【高校の探究担当の先生へ】
当メディアを運営する私たちStudy Valleyは「社会とつながる探究学習」を合言葉に、全国の高等学校様へ、探究スペシャリストによる探究支援と、社会とつながるICTツール「高校向け探究学習サービス『TimeTact』」を提供しています。

現在、探究に関する無料相談会を開催中です。探究へのICT活用や外部連携にご興味ある方、お気軽にご連絡下さい。ご予約はこちら(2024年3月現在、問い合わせが急増しております。ご希望の方はお早めにご連絡ください)。

【企業のCSR広報ご担当者様へ】
CSR広報活動の強い味方!
探究教育を通して、学校と繋がるさまざまなメリットを提供しています。


まずはお気軽に「教育CSRサービスページ」より資料をダウンロードください。
また無料相談も可能です。些細なご相談やご質問、お見積りなど、お気軽にご相談ください。

イベント概要

<イベント名>
わくわくから生まれるコミュニケーション

<開催日>
2021年11月23日

<スピーカー>
田中悠樹(株式会社Study Valley代表取締役CEO)

<講演内容>
ワクワクを起点にした教育と街創り(詳細は後述)

<主催者情報>
平塚青年会議所

市内の商店が出店するイベント「たからいち」や、高校生が地域課題に向き合い、市議会で提言を行う「ひらつかスクール議会」といった平塚市に関連した事業を行なっている団体です。

イベントの内容

平塚市の盛況を目指して市での探究事業をご検討されている青年会議所のみなさまへ、探究やSTEAM教育の重要性、探究を生かした街創りに関する講演を行いました。

以下四つのポイントに絞って講演内容の振り返りを行いたいと思います。

1.生徒は「なぜ」勉強に取り組めるのか
2.探究学習は難しい
3.Study Valley の取り組み
4.地域探究について

1.生徒は「なぜ」勉強に取り組むのか

生徒が勉強する要因には、以下のような外的要因と内的要因が挙げられます。

外的要因
・強制
・教材
・AIによるレコメンド(推薦)
・Adaptive Learning

内的要因
・モチベーション
・インセンティヴ
・目的意識

どちらが良い・悪いということはありません。重要なのは勉強を継続できるモチベーションを保てるか否かです。勉強を通じて社会の情報や知識をたくさん吸収し、社会における自分のありたい姿を明確化してほしい。そのありたい姿に向かって、勉強を「手段」として活用できることが大切です。

2.探究学習は難しい

探究学習は一般的な教科書学習とは全く異なり「答えのない問い」に取り組みます。したがって教科書のような順序だった勉強はできません。個人によってテーマが異なることもあるため、なおさら先が見通せない学習になります。しかし、生徒の好きが見つかれば、「好き」と「知る」のサイクルが生まれ、主体的な学習が生まれます。

3.Study Valley の取り組み

そのような答えのない問いに立ち向かっていく生徒と先生を応援するために、Study Valleyは探究活動をサポートする活動を行なっています。

主な取り組みは二つあります。

・Time TactというEdtech製品の開発
・探究活動のデザインとサポート

Time TactというEdtech製品の開発


Time Tact(詳しくはこちら)というEdTechツールで探究学習のサポートを行なっています。こちらのサービスは先生と生徒、そして外部企業とをつなぐことによって、生徒への円滑なフィードバックをサポートするなど、探究学習やSTEAM教育に特化したシステムです。

探究活動のデザインとサポート

また、学校や企業・自治体と協力した探究のデザインも行なっております。Study Valleyが関わる事例で、福島県の矢祭町の取り組みを少しご紹介します。

この取り組みでは、ハザードマップを参考にファシリテーターと生徒と町を歩き、ハザードマップでは見落としてしまうような災害の種について探究しました。そこで生徒は、避難経路にあたる道に、角の丸い石を発見します。この石が示すのは、その場所まで川の水が溢れてきたことがあるということでした。丸いのは流れで角が削られたからです。つまり、そこは避難経路に指定されているにもかかわらず、川が氾濫すると通れなくなってしまうことが分かったのです。

このような探究を行い、子どもたちの感じたこと・メモしたことをTime Tactに提出してもらいフィードバックも行いました。

4.地域探究について


(図1:当日使用したスライドより抜粋)

地域探究の方向性についてもお話しました。

地域探究で忘れてはいけないことは地域創生がどうして必要なのかを明確にすることです。その理由を明確にして初めて、地域の人の協力も得られます。また「過去」の状態を振り返ってどこが良かったのか、これからどのような形を目指したいのかも明確にしなくてはいけません。

講演の様子


参加者の方はメモを取りながらとても熱心に聞いてくださり「(学習の取り組み方など)こういったことを生徒に伝えていきたい」との感想もいただくことができました。

まとめ

代表の田中が登壇した平塚青年会議所様主催のイベントをご紹介しました。探究学習はまだ発展途上の領域です。どのような形が良いのか、どうやれば良いのか、お悩みがある際はぜひ弊社にお気軽にご相談ください。

高校/学校の探究担当の先生向け探究学習支援サービス『TimeTact』 CSRの枠を超えた教育投資『TimeTact』

【高校の探究担当の先生へ】
当メディアを運営する私たちStudy Valleyは「社会とつながる探究学習」を合言葉に、全国の高等学校様へ、探究スペシャリストによる探究支援と、社会とつながるICTツール「高校向け探究学習サービス『TimeTact』」を提供しています。

現在、探究に関する無料相談会を開催中です。探究へのICT活用や外部連携にご興味ある方、お気軽にご連絡下さい。ご予約はこちら(2024年3月現在、問い合わせが急増しております。ご希望の方はお早めにご連絡ください)。

【企業のCSR広報ご担当者様へ】
CSR広報活動の強い味方!
探究教育を通して、学校と繋がるさまざまなメリットを提供しています。


まずはお気軽に「教育CSRサービスページ」より資料をダウンロードください。
また無料相談も可能です。些細なご相談やご質問、お見積りなど、お気軽にご相談ください。

【この記事の監修者】

田中 悠樹|株式会社Study Valley代表

田中 悠樹|株式会社Study Valley代表

東京大学大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券→リクルートホールディングスに入社。同社にて様々な企業への投資を経験する中で、日本の未来を変えるためには子どもたちへの教育の拡充が重要であると考え、2020年に株式会社Study Valleyを創業。
2020年、経済産業省主催の教育プラットフォームSTEAM ライブラリーの技術開発を担当。
2024年、経済産業省が主催する「イノベーション創出のための学びと社会連携推進に関する研究会」に委員として参加している。