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【特集:Study Valleyってどんな会社 第1弾】代表取締役社長 田中悠樹の素顔に迫る2

 
 

今回は、株式会社Study Valleyの代表取締役社長であり、当ブログにてSTEAM教育のトップランナーの方たちへインタビューを行っている田中悠樹氏についてご紹介致します。どんな人間なのか、なにを考えているのか、どんなキャリアを経て起業に至ったのかなど、公式ホームページでは分からない素顔に迫りました。

 
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「オタク気質な全力少年」が日本の教育業界に挑むまでPart1

 

東京大学大学院卒業後ゴールドマンサックスにアプリケーションエンジニアとして新卒入社。その後スタートアップCTO等歴任の後、株式会社リクルートホールディングスでは海外のスタートアップへの出資を担当。エンジニアとしてもビジネスマンとしても着実にキャリアを積み上げてきた田中悠樹氏。そんな田中氏が2020年1月に大学時代の友人と立ち上げたのは、なぜか教育の会社、Study Valley。

今回は、今までは当ブログでインタビューする側であった田中氏自身の特集記事として、教育への想いや事業展望、今までの半生など思う存分語って頂きました。なおインタビューは株式会社Study Valleyの社員たちで行いました。

第2編では、部活やプログラミングに熱中した高校時代や大学、大学院での研究活動についてなど、若かりし頃の田中悠樹氏にフォーカスします。

 
〜第1編はこちら〜
 

バレーボールに熱中した高校時代

―高校ではどんな生徒だったのでしょう?―

勉強よりも部活!

田中
田中
部活に熱中していましたね。バレーボール部だったんですが、毎日バレーボールのことを考えていましたね。勉強にはあんまり興味なくて、典型的な部活少年でした(笑)勉学に対しては目的意識が無かったけれども、スポーツにはめちゃめちゃありましたね。

今も週末はバレーボールをするほど、バレーボール好きな田中氏

顧問不在を乗り切ったキャプテン時代

田中
田中
高校2年の秋頃にキャプテンになったんですが、ちょうどそのタイミングで顧問の先生のガンが分かり、僕がキャプテンだった期間、ほぼ顧問の先生はいないに等しい状況でした。そういう状況だったので、僕が顧問の先生の代わりに、本番の試合に向けて他校との練習試合をセッティングしたりしました。やってみて、顧問の先生ってこんなに大変なことをしてたのかと実感したし、同時に先生に頼らず自分で考えて行動する貴重な経験になりましたね。

ビーチバレーを楽しむ田中氏

原体験は小学生のときCG制作体験。独学でプログラミングを始める

―部活に熱中する一方、独学でプログラミングをはじめたそうですが、キッカケは?―

家にやってきたコンピュータ。仕組みが知りたくて夢中に

田中
田中
まず原体験としては、小学生のときのCG制作体験があったと思います。たまたま何かのイベントで自分でCGを作る体験をしたんですよ。その時の「なんだ、これ!どういう仕組みなんだ?!」とびっくりした印象が強く残っていた。そして高校2年生の時、はじめて家にコンピュータがやってきたんです。当然、興味を持って触ってみるんですけど、高校生の自分に出来るのは内臓されているゲームくらいで、すぐに飽きちゃう(笑)そこでどういう仕組みで動いているのか知りたくて、自力で調べて、プログラミングを始めたわけです。

独学ではじめたプログラミング。英語で四苦八苦も自分のものに

田中
田中
まずはc言語を使って何か書こうと思ったんですが、includeとかint(integerの略)とか当時の僕には「何これ?」という英語の単語ばかり出てきて…。これは無理だと思って調べたら「なでしこ」という日本語で書けるプログラミング言語があることを知り、「なでしこ」でいろいろなコーディングをして、パソコンを操ってたんです。でも調べてみたら「なでしこ」も結局元になっているは「Delphi(デルファイ)」という英語のプログラミング言語だったんですよ。そこで当時の僕は、「僕が英語を勉強して、プログラミングに詳しくなって日本語で書ける「なでしこ」を日本中に普及させたい。」と思って熱中してやっていました。

車がすごく好きだから!大学、大学院では車に関する研究を

大学院時代の田中氏

―大学、大学院では車に関する研究をなさったんですね。―

無線の研究室でひとり車の研究に勤しむ

田中
田中
僕は車がすごく好きだったんですが、自分がいたのはコンピュータサイエンスの学科だったので、そこで何か車についてやれないかなとはずっと考えていたんです。一方で当時、無線にも興味を持っていて。じゃあ無線の研究室で車について研究しようと考えた。無線の研究室で周りがやっていたのは、衛星通信を使ってインターネットに繋ぐ技術や、今では当たり前の4Gとかだったんですが、僕は一人で、車に無線信号を発する機械を付けて、事故を防ぐ方法や、ぶつからない車を作るにはどうしたらいいかをひたすら研究してました。

大学院では自動運転や交通量のシミュレーションを研究

田中
田中
もっと研究したいと思ったので、当時、東大大学院の生産技術研究所が立ち上げていた「ITSセンター」に入りました。そこは自動運転や車車間通信の研究を積極的に行っていたのですが、どちらかというと機械系の研究室で無線通信の概念がほぼなかった。だから僕は大学時代の経験を生かして、無線を使った研究を重点的にしていました。それで学会で賞を頂いたり、国際学会に発表しに行ったりしましたね。

学会発表でラブホテルに宿泊?

田中
田中
僕は当時あまり海外旅行の経験がなかったんです。それで韓国で学会発表があった時に、入国審査の書類に滞在先を書かないといけないと知らなくて、ホテルを予約しておらず焦ったことがありました。プサンの空港に着いてから慌ててWI-FIを繋いでホテルを予約して入国したんですが、ホテルに行ってみたら思いっきりラブホテルで(笑)僕は学会発表の準備のためにパソコンで作業する必要があって、唯一WI-FIがあるホテルのロビーで作業してたんですが、その間に何組もカップルが通り過ぎて行く(笑)そんな経験もありました。

 
>〜第3編に続く〜

【第3編では、「六本木駅前留学」でゴールドマンサックスへの内定ゲット?のエピソードや新メンバーに 期待することなどお届けします。】

 
 

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経済産業省「未来の教室」が運営する、STEAM教育を通じてSDGsに掲げられる社会課題の解決手法を学べるオンライン図書館

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【この記事の監修者】

田中 悠樹|株式会社Study Valley代表

田中 悠樹|株式会社Study Valley代表

東京大学大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券→リクルートホールディングスに入社。同社にて様々な企業への投資を経験する中で、日本の未来を変えるためには子どもたちへの教育の拡充が重要であると考え、2020年に株式会社Study Valleyを創業。
2020年、経済産業省主催の教育プラットフォームSTEAM ライブラリーの技術開発を担当。
2024年、経済産業省が主催する「イノベーション創出のための学びと社会連携推進に関する研究会」に委員として参加している。