教育CSR

高校訪問のコツ!企業担当者が知るべき7つの流れやスケジュールを解説

比較的自由な採用活動ができる大卒新卒採用とは異なり、独自のルールや慣習が存在している高校新卒採用。その慣習の1つに、企業の採用担当者が高校を訪問し、会社や求人について学校の先生に紹介する「高校訪問」があります。

今回の記事では高校訪問について、全体的な流れやコツ、注意点などを具体的に解説しています。

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企業が行う高校訪問とは?

高校訪問とは、企業の採用担当者が高校を訪問し、会社や求人について学校の先生に紹介することを指します。ここで注意しなければならないのは、「高校を訪問したからといって、生徒に直接会って話せるわけではない」ということです。

高校新卒採用において、企業は生徒に対して直接アピールをすることは基本的にはできません。高校生には学業を最優先させるべきであり、高校生を守るために基本的には学校を通して求人に応募するというルールや慣習があるためです。したがって「先生から生徒に対して、いかに自社の求人を紹介してもらえるか」が高校新卒採用を成功させる鍵となります。

こうしたことから、学校の先生に自社の求人を直接アピールできる高校訪問は、高卒採用において大変重要なプロセスの1つとなります。

高校訪問に適した時期は?複数回訪問するのがベター

高卒採用では7月1日に求人票の公開が解禁となり、具体的な求人の内容を学校側に伝えることができます。一方で求人票を公開する前であっても、会社の概要や提供している商品・サービスの紹介をしたり、先生からその高校の就職事情について話を聞いたりすることはできます。7月1日以降に1度だけ求人票を渡しに行くのではなく、複数回に分けてじっくりと情報交換をすると良いでしょう。

高校訪問に適した時期については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

高校訪問までの7つの流れやコツを解説!

高校訪問を採用につなげるためには、ただ「よろしくお願いします」と挨拶をして回るだけでは不十分です。以下の7ステップを頭に入れたうえで、しっかりと計画を立て、事前の準備を入念に進めなければなりません。

  1. 高校訪問における目標を設定する
  2. 高校訪問で訪問する学校を選定する
  3. 訪問する高校にアポイントメントを取る
  4. 高校訪問に持参する資料を作成する
  5. 高校訪問で伝えたい・聞きたい情報を整理する
  6. 実際に高校を訪問する
  7. お礼メールを送る

どのような準備をどのように進めたら良いのか、具体的に解説をします。

①高校訪問における目標を設定する

まずはどんな人を何人採用したいのか、目標を明確にする必要があります。例えば製造職であれば、地道な努力もコツコツとできるような人材、接客業であれば明るく細やかな気配りができるような人材など、募集するポジションによって必要な人材は変わってきます。

採用人数については、事業計画や人員計画を元に決定すると良いでしょう。そうした計画から考えても決まらない場合は、支店や部門ごとに必要な人数をヒアリングして決めるという方法もあります。

採用人数が決まったら、訪問する高校数の目標も決めておくと成果につながりやすくなります。1名採用するためには、7〜10校の訪問が目安となります。したがって例えば5名を採用したい場合は、30〜50校程度の訪問を目標とするのが良いでしょう。

②高校訪問で訪問する学校を選定する

一口に高校といっても、以下のように様々な高校が存在しています。

  • 教育システム
    • 全日制
    • 定時制
    • 通信制 など
  • 学科
    • 普通科
    • 商業科
    • 工業科
    • 農業科
    • 看護科 など

どのような高校を回るべきかは採用要件を加味しつつ、自社の業種や欲しい人材が多そうな高校を優先的にリストアップすると良いでしょう。また就職率の高い高校や、勤務地から40〜50km圏内にある高校を選定するのも効率的です。

③訪問する高校にアポイントメントを取る

高校訪問をする際には、極力アポを取りましょう。アポなしの訪問は、担当の先生が不在で資料を渡して帰るだけになる、先生によっては不快に思うなど、様々なデメリットがあります。

アポはメールではなく、電話で取ることが一般的です。全日制であれば10:00〜11:00、定時制であれば14:00〜16:00ごろは、比較的電話がつながりやすいでしょう。

アポの取り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。例文も用意しているので、ぜひ参考にしてください!

【例文付き!企業担当者向け】高校訪問におけるアポの取り方を解説人材不足の背景などから、近年人気が高まっている高卒採用。独自のルールが数多くある中で、重要になってくるのが高校訪問です。 一方で、...

④高校訪問に持参する資料を作成する

高校訪問の際には、求人票に加えて会社案内の冊子や高卒採用向けのパンフレットなども併せて持参します。高卒採用の資料では、まずはとにかく高校生に伝わる内容を意識することが大切です。既存の会社案内が堅苦しいものであった場合は、高校生向けに改めて作成することを検討しましょう。

また会社案内とは別に、高卒採用向けのパンフレットや動画も作成すると良いでしょう。仕事へのイメージが湧きやすいように、1日の流れや先輩社員のインタビュー、写真などを載せると効果的です。

なお高卒採用の資料においては、先生や保護者にも魅力を伝える必要があります。先生や保護者の関心ごとである、自社の活躍ぶりや将来の成長性、研修制度の手厚さなども盛り込みましょう。

⑤高校訪問で伝えたい・聞きたい情報を整理する

資料作成と同時に、訪問当日こちらから先生に伝えたい情報や、先生から聞いておきたい内容を事前に整理しておきましょう。訪問当日がどのような場になるかは、求人公開が解禁される7月1日前後で異なります。

7月1日以前には、具体的な求人を紹介することはできません。会社や自社製品を紹介したり、生徒の就職事情や雰囲気を聞いたりしましょう。7月1日以降には、具体的な求人を紹介することができます。どのような生徒を求めているのか、どのようなやりがいがある仕事なのかなど、求人の内容を詳細に伝えましょう。

以下、伝えたいこと・聞きたいことリストの例です。

7月1日以前の伝えたい・聞きたいことリストの例

伝えたいことリスト

 会社概要について事業概要・立地・人数・取扱高など、会社概要を簡単に紹介しましょう。
事業内容提供している商品・サービスの特徴や強みなどを伝えましょう。
組織風土・人事制度・福利厚生組織や人の雰囲気、人事評価制度、福利厚生の制度などを伝えましょう。
業界の将来性自社商品・サービスについてだけではなく、業界自体の将来についても伝えられると良いです。
CSR・地域貢献高卒採用では、特に地域とのつながりも重視されることが多いです。事業内容以外で社会貢献をしている活動があれば、積極的にアピールしましょう。
職場の安全衛生に対する取り組み職場の安全衛生面やコンプライアンスに対する取り組みなど健全な会社であることを伝え、先生方に安心してもらうと良いでしょう。
高卒若手社員の様子実際に高卒で新卒採用した若手社員がいれば、その社員の活躍ぶりを話しましょう。訪問に同行させ、本人に語ってもらうのも効果的です。

聞きたいことリスト

 昨年度の就職者数・今年度の就職希望者数昨年度の実績や今年度の見通しを聞き、その学校に採用候補者が何人程度いるのかを把握すると良いでしょう。
生徒の希望業界・希望職種生徒の希望業界や希望職種を聞き、採用見込みの参考にしましょう。可能であれば希望している理由を聞き、自社の求人紹介に反映させると良いです。
先生から生徒への求人紹介の方法先生から生徒にどのように求人を紹介しているのか、聞いておくと良いでしょう。積極的に資料を渡すのであれば資料を充実させる、先生から直接生徒に時間を取って話をしてもらえるのであれば先生へのアピールを重視するなど、採用活動の参考にしましょう。

7月1日以降に伝えたいこと・聞きたいことリストの例

伝えたいことリスト

求人の具体的な業務内容どのようなものを作るのか、誰にどのような方法で営業をするのかなど、具体的に業務内容を伝えましょう。取引先の社名などは、求人票の文章には掲載できなくても、訪問の場で口頭で伝えることでイメージがつきやすくなります。
求める人物像求める人物像は、学校の先生が具体的にイメージしやすいように説明すると良いでしょう。例えば「遅刻・欠席が少なく、部活動を3年間続けていた人」「学校行事においてリーダーシップを取り、物事を前進させていた人」など学校の様子と結びつけた人物像の説明であれば、学校の先生もイメージがしやすいです。
必要な資格取得しておくべき資格があれば、併せて伝えると良いでしょう。入社後に取得すれば良い場合でも、あらかじめ伝えておくことで適性のイメージがしやすくなります。
休暇・労働条件就業時間や休暇、待遇など条件面についてもしっかりと伝えましょう。こちらは先生・生徒・生徒の保護者と皆が気にするポイントです。疑問を抱くポイントを生まないように、詳しく説明をしましょう。
教育・受け入れ体制高校生の多くは社会人経験がなく、「社会に出てしっかりとやっていけるのか」を不安に思っています。研修制度が整っていることやサポートが手厚いことをアピールできれば、生徒本人はもちろん、先生や保護者にも魅力に感じてもらえるでしょう。
職場見学の情報応募前の職場見学を設定しているのであれば、積極的に説明をしましょう。実施内容・日時などがわかるチラシや資料を作成しておくと、先生から生徒に紹介しやすくなります。

聞きたいことリスト

求人に合致しそうな生徒がいるかどうかひととおり求人を紹介したら、その求人に合致しそうな生徒が思い浮かぶかどうか、その場で聞いてみると良いでしょう。先生がイメージを膨らませられていない場合は、追加や補足の説明をしましょう。
他社の求人状況こちらは聞けそうであれば今年度や来年度以降のために聞いておき、参考にすると良いでしょう。

以上のリストを参考に、事前準備を進めておきましょう。

⑥実際に高校を訪問する

高卒入社で活躍している入社1〜3年目の若手社員がいれば、同伴させると良いでしょう。ただし大人数で訪問すると迷惑がかかるため、合計2人までに留めましょう。

話す内容は、事前に準備してきた伝えたいこと・聞きたいことリストを元にしつつ、その場に合わせて柔軟に話を進めましょう。先生との関係性構築を大切にしつつ、採用につなげられるような情報交換ができるように話を展開できると良いです。

⑦お礼メールを送る

無事に訪問を終えた後は、当日中にお礼メールを送りましょう。お礼メールを送ることで熱意や誠実さを伝えることができ、先生と良い関係を築きやすくなります。

お礼メールの詳しい書き方や例文については、こちらの記事でご紹介しています。

【例文のコピペOK】高卒採用における学校訪問のお礼メール・お礼状ビジネスにおいて、商談・打合せ後には欠かせないお礼メール。高校新卒採用における学校訪問においても、訪問後にお礼メールを送ることは重要です...

高校訪問のマナー!服装はスーツ・手土産は不要

当日の服装は、ジャケット付きのスーツが基本です。学校の雰囲気を知っている場合は、相手に合わせた服装で行きましょう。

手土産は不要です。「手土産をもらって悪い気はしない」というのが一般的な感じ方ではありますが、学校によっては手土産の受け取りをすべて断っている場合もあります。どうしても持参したい場合は、事前に確認しておくと良いでしょう。

訪問当日は、5〜10分前の到着を心がけましょう。受付方法が事前に案内されていなかった場合は、校門や校舎のインターフォンを鳴らし、企業名と氏名を名乗ったうえで、アポを取った先生につないでもらうようお願いをしましょう。

高校訪問のマナー・服装については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

企業が高校訪問をする際のマナーとは?準備物や服装などを解説高校新卒採用をするため、企業が進路指導の先生を訪問し、会社概要や求人などを紹介する「高校訪問」。営業職など普段から社外の人と接している人...

高校訪問に加えて実施すると良い施策は?

高校新卒採用には欠かせない高校訪問ですが、それ以外にも実施すると良い施策は複数あります。様々な施策の特徴を理解し、組み合わせて実施すると良いでしょう。

求人票・パンフレットの送付

求人票はできる限り高校に直接訪問して届けるのが理想的ですが、全国規模で採用するなどの場合は高校訪問にも限界があるかもしれません。訪問できないものの採用を期待したい高校に対しては、求人票を郵送で送付しましょう。その際には高校訪問と同様に、自社や高卒採用について紹介する資料を同封しましょう。

また郵送をする際には、送付状の同封が必須です。送付状は「何を何点同封しているのか」という基本的なことに加えて、なぜその高校の生徒を採用したいのかや、学校との中長期的な関係性を大切にしたい旨など思いが伝わる文章を書くと良いでしょう。

ホームページの更新・コンテンツの拡充

高校新卒採用は学校からの求人紹介がほとんどですが、紹介された会社に興味を持った生徒の多くは、その会社のホームページや採用サイトを確認します。またホームページや採用サイトは、先生や生徒の保護者も確認をします。前年度以前の古い情報が掲載されていないか、拡充できるコンテンツはないかなどを確認し、ホームページを更新しましょう。

特に紙の資料では実現できないインターネットならではの手段として、動画メッセージがあります。先輩社員や職場の雰囲気も伝わりやすいため、積極的に掲載すると良いでしょう。

合同説明会への参加

大学新卒採用においては一般的な合同企業説明会ですが、高校新卒採用においても国や自治体・人材紹介会社など様々な団体が開催しています。もともと自社のことを知らなかった高校生にもアプローチできたり、生徒に直接話ができたりする貴重な機会です。積極的に参加すると良いでしょう。

職場見学・インターンシップの受け入れ

高卒新卒採用においては、応募前の職場見学を実施する企業がほとんどです。職場見学に参加した高校生の求人応募率は約50%と、かなり高い数字になっています。高校生に業務内容や職場の雰囲気をつかんでもらい、ミスマッチを防ぐためにも、応募前の職場見学は極力実施すると良いでしょう。

また応募前の職場見学とは別に、インターンシップを実施するという手段もあります。職場見学は高校3年生を対象としていますが、インターンシップは対象学年を限定する必要がありません。したがってより早期に学生と接点を持つことができます。またインターンシップを実施することで学校のキャリア教育に寄与することにもなるため、学校の先生や社会からの信頼も高まります。

高校生向けのインターンシップについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

【事例あり】企業が高校生インターンシップを受け入れる方法とその効果高校生のインターンシップを受け入れようと考えた時に、「実際、自社でどのように受け入れられるのだろうか?」「どのようにしてプログラムを作れ...

採用サポートサービス・ツールの導入

高校新卒採用においては様々なルールや制約があり、限られた時間や手段で採用活動を進めなくてはなりません。採用戦略や実行計画を立てる際には、ある程度のノウハウがあったほうがスムーズに進められるでしょう。

自社にあまりノウハウが溜まっていない、あるいはもっとより良い成果を求めたい場合には、採用サポートサービス・ツールを導入してみると良いでしょう。費用はかかりますが、様々な業務に伴走してもらえたり、できる部分は代行してもらえたりなどとメリットも大きいです。効率よく高い成果を求めたい場合は、導入を検討してみましょう。

高卒採用をしたい企業担当者の方必見!採用にも寄与する探究学習のサポートプラットフォーム「TimeTact」

当メディアを運営する私たちStudy Valleyは「社会とつながる探究学習」を合言葉に、探究学習サポートプラットフォーム「TimeTact」を提供しています。

探究学習とは、日常生活などを通じて自ら課題を設定し、解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換・協働したりしながら進めていく学習活動のことです。 高等学校では「総合的な探究の時間」などの科目において、探究学習を導入した授業が行われています。

探究学習の詳細については、こちらの記事でご紹介しています。

【高校の先生向け】探究学習とは?9テーマから基礎知識を徹底解説この記事は探究学習について基礎的な知識を得たい先生のための記事です。この記事で解説する内容 ● 「探究」という言葉の意味 ● 探究学習とは ● 指導要領の解説 ● 探究が求められる時代背景 ● 探究学習で身につく力 ● 教員の役割 ● 探究学習の計画 ● 事例 ● 生徒の声 ● まとめ...

「TimeTact」とは?

「TimeTact」とは、全国の教育機関を対象とし、主に高等学校に導入されている探究学習サポートプラットフォームです。「TimeTact」を通して、全国の教育機関様に対しては探究学習の実施をサポートする機能を、企業様に対しては生徒に自社の課題に取り組んでもらう場・機会を提供しています。

「TimeTact」を導入いただいた企業様は、自社の課題を探究テーマとして、自社概要や事業内容をインプット資料としてコンテンツ化し、授業の教材として「TimeTact」を通じて生徒へ提供できます。それにより、生徒に自社概要や事業内容を閲覧してもらったり、自社課題に取り組んでもらうことができます。

自社課題に取り組んだ生徒に対しては、「TimeTact」を通して成果へのコメントをすることができます。また生徒の発表を聞いたり、フィードバックをしたりする探究学習成果発表会を開催し、生徒と直接交流することもできます。

探究学習成果発表会の例はこちらでご紹介しています。

【レポート】江戸川区の魅力を探究してきた篠崎高校2年生、1年間の最終成果を発表地元・江戸川区の魅力創生についての探究学習を行っている東京都立篠崎高等学校(東京都江戸川区、以下、篠崎高校)は、2023年3月22日 (...

「TimeTact」が高卒採用に寄与する3つの理由

「TimeTact」は高卒採用を検討している企業様に、ぜひ導入いただきたいサービスです。

①会社や事業について理解を深め興味を持ってもらえる

就業経験がほとんどない高校生にとって、会社や事業について理解を深めたうえで興味を持つのは大変難しいことです。理解が深まらないまま就職先を決めてしまうことで、ミスマッチや早期離職につながってしまいます。

「TimeTact」では、「TimeTact」を導入いただいた企業様の自社課題を探究テーマとしてコンテンツ化し、生徒へ提供しています。生徒は会社や事業についてインプットをしながら、課題について自ら解決策を検討し、アウトプットをします。このインプットとアウトプットの機会をセットで提供することで、表面的ではない、事業や仕事の内容、取り組んでいる課題などを把握したうえでの興味を持ってもらうことができます。

「TimeTact」の導入事例については、こちらの記事をご覧ください!

https://www.blog.studyvalley.jp/2024/07/05/%e3%80%90%e5%b0%8e%e5%85%a5%e4%ba%8b%e4%be%8b%e3%80%91%e9%ab%98%e6%a0%a1%e7%94%9f%e3%81%ae%e8%87%aa%e7%94%b1%e3%81%aa%e7%99%ba%e6%83%b3%e3%82%92%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e3%83%bb%e7%a4%be%e4%bc%9a%e8%b2%a2/

②生徒に直接接触する機会を得られる

採用活動において自社の魅力を伝えるためには、求職者と直接話をすることが大変重要です。しかし高卒採用においては、生徒と直接接する機会はほとんどありません。

「TimeTact」を導入することで、「TimeTact」を通して自社課題に取り組んだ生徒・学校に対し、生徒の発表を聞いたりフィードバックをしたりする探究学習成果発表会を開催できます。会社や事業について理解を深めてもらうことはもちろん、社員の人柄や雰囲気など直接接するからこそ伝わる魅力も伝えることができます。

③採用競争に勝つブランディングができる

近年では「企業の社会的責任」に対する注目が集まっており、高卒採用においても「世の中の役に立ちたい」「社会貢献がしたい」と考えている生徒は少なくありません。

「TimeTact」を通して教育支援に参加することで、社会貢献性の高い企業としての認知が高まり、優秀で意欲的な人材の採用が期待できます。

「TimeTact」を導入するその他のメリット

「TimeTact」を導入いただくことで、高卒採用への寄与以外にも認知向上・社内活性化など様々な効果が期待できます。

未来の市場を創造

教育への参画は、若い世代に自社製品やサービスを知ってもらう機会となり、将来の消費者との関係構築にも寄与します。

社員のやる気を刺激—教育支援で見える社内活性化の効果

企業課題を探究テーマとして学生と一緒に考えることで、仕事への満足度や企業への帰属意識を強化し、社内活性化と生産性の向上が期待できます。

地域との強い繋がりを形成

地域の学校や生徒と直接関わることで、地域内での企業の認知度と好感度が大幅に向上します。

最小限のリソースで導入できる

当社では、採用・認知向上・社内活性化の課題抽出から、探究テーマの設定および、探究学習における取り組みまでの一切をサポートしています。企業様には最小限のリソースで取り組んでいただけます。

詳細は「TimeTact」の企業様向け紹介ページをご確認ください!

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【この記事の監修者】

田中 悠樹|株式会社Study Valley代表

田中 悠樹|株式会社Study Valley代表

東京大学大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券→リクルートホールディングスに入社。同社にて様々な企業への投資を経験する中で、日本の未来を変えるためには子どもたちへの教育の拡充が重要であると考え、2020年に株式会社Study Valleyを創業。
2020年、経済産業省主催の教育プラットフォームSTEAM ライブラリーの技術開発を担当。
2024年、経済産業省が主催する「イノベーション創出のための学びと社会連携推進に関する研究会」に委員として参加している。