教育CSR

【例文のコピペOK】高卒採用における学校訪問のお礼メール・お礼状

ビジネスにおいて、商談・打合せ後には欠かせないお礼メール。高校新卒採用における学校訪問においても、訪問後にお礼メールを送ることは重要です。

一方で営業職などでお礼メールを送ることに慣れている人でなければ、「お礼メールはどのように書けばいい?」「お礼メールを送る際の注意点は?」など気になることも多いのではないでしょうか。

本記事では、高校訪問後に送るお礼メールについて、例文や注意点を解説していきます。

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高校訪問後はお礼メールを送ると良い

高校訪問を終えた後は、お礼メールを送るようにしましょう。お礼メールとは文字通り、訪問の機会を与えてもらったお礼や相手の貴重な時間をいただいたことへの感謝の気持ちを伝えるメールです。

お礼メールを送ることで、こちら側の熱意・誠実さを伝えることができます。またビジネスにおいては、商談・打合せ後にお礼メールを送ることは欠かせないマナーとなっています。高校訪問においても同様に、お礼メールを送ると良いでしょう。

お礼状の送付は相手を驚かせてしまう可能性が高い

お礼メールよりも丁寧な手法として「手書きでお礼状を執筆し、郵送する」というものがあります。営業活動などでは丁寧で効果的と紹介されていることも多いお礼状の送付ですが、高校訪問においては過剰な丁寧さと受け取られてしまう可能性が高いです。

弊社に在籍している元教員の社員にも話を聞いてみたのですが、以下のように話していました。

お礼状を送られたら丁寧な印象はあるけど、ちょっと丁寧すぎて驚いてしまう。よほど親しい企業の担当者から送られてくる場合や、心のこもった文章がたくさん盛り込まれている場合は嬉しいものの、多くの場合は紙の保管に困ってしまう。丁寧で心のこもったメールを送るのであれば、それ以上は不要な気がする。

お礼状を作成・郵送するのは、時間も費用もかかります。お礼状を送る代わりに、丁寧で心のこもったお礼メールを作成することを心がけましょう。

お礼メールで押さえておきたい5つのポイント

お礼メールを送ることは重要ですが、押さえるべきポイントを押さえていないとかえって失礼になりかねません。しっかりとポイントを確認し、相手が気持ちよく受け取れるようなメールの作成を心がけましょう。

訪問当日に送るのが基本

お礼メールを送るタイミングは、基本的には当日中です。夜分などは避け、学校の先生が勤務している時間内に送るようにしましょう。

遅くなってしまうとしても、翌日の午前中までには送りたいところです。訪問後にメールを作成する時間が十分に取れなさそうな場合は、事前に下書きをある程度作成しておくと良いでしょう。

件名は一目で内容がわかるように

メールの件名は一目で内容がわかるように設定することがマナーであり、高校訪問のお礼メールにおいてもそのマナーは同じです。以下のように簡潔な件名を付け、「誰からの何のメールなのか」がはっきりと伝わるように心がけましょう。

【訪問のお礼】株式会社○○(自分の会社名)の○○(自分の名前)です。

実際の訪問をしたからこそ書ける文章を入れる

熱意や誠実さを伝えることができるお礼メールですが、定型文をただ羅列しただけでは効果が半減してしまいます。実際に訪問して学びになったことや感動したことなど、自分独自の文章を最低でも1つは盛り込むと良いでしょう。

今後のことを盛り込む

ただ単にお礼を伝えるだけではなく、今後のことも盛り込むと良いです。7月1日の求人票解禁前に訪問をした場合は7月1日以降に再度求人票を持って訪問したい旨を、7月1日以降に求人票を持参して訪問をした場合は職場見学の案内や応募を待っている旨などを、それぞれ書いておきましょう。

誤字脱字に気を付ける

当たり前のことですが、誤字脱字に気を付けてメールを作成することは重要です。メール作成ツールやドキュメントツールに備わっている誤字脱字のチェック機能を積極的に活用するとともに、送信前には必ず自分で読み返して確かめましょう。

また特に学校名や先生の名前などの固有名詞については、間違いが発生しやすいうえに、間違いがあると大変失礼です。ホームページや訪問でもらった名刺などがあればしっかりと確認し、間違いのないように作成しましょう。

お礼メールのテンプレートと例文

お礼メールをはじめとし、ビジネスにおけるメールにはある程度定型文が存在しています。基本的な文面はテンプレートを使いつつ、実際の訪問をしたからこそ書ける文章や今後のことについては、例文集を参考にしながら作成してください!

コピペOK!基本的なテンプレート

件名: 【訪問のお礼】株式会社○○(自分の会社名)の○○(自分の名前)です。

○○高校 進路指導部
○○先生(実際にお会いした先生のお名前)

お世話になっております。
株式会社○○(自分の会社名)の○○(自分の名前)と申します。

先ほどはご多忙にもかかわらず、お時間をいただき心より感謝申し上げます。

【実際の訪問をしたからこそ書ける文章を入れる】

【今後のことを盛り込む】

改めて、この貴重な機会を与えていただき、誠にありがとうございました。
ご多忙かと思いますので、ご返信には及びません。
引き続き、何卒よろしくお願いいたします。

〇〇(自分の名前)
〇〇(自分の会社用連絡先)

【例文集】実際の訪問を踏まえて書く文章

以下では、実際の訪問を踏まえて書く文章の例文をご紹介いたします。内容や言葉づかいなどを参考にしつつ、ぜひ実際の訪問で盛り上がった話の内容を盛り込みましょう。

「どのような生徒がいるのか」を中心に話をした場合

生徒の方々が生き生きと学校生活を送っていらっしゃる様子をお伺いでき、ぜひ弊社で活躍してほしいという思いが一層高まりました。

自社製品を持参し、実際に手に取ってもらった場合

弊社の○○(製品名)を実際に手に取っていただきながらお話ができ、大変嬉しく思いました。○○についてのご感想を、生徒の方々にもお伝えいただけますと幸いです。

OB・OGの若手社員を同伴させた場合

○○(同伴社員)が弊社で活躍している様子も聞いていただき、大変喜ばしく思いました。○○が生き生きとお話させていただく姿を見て、ぜひ今後も貴校の生徒さんにご入社いただきたいという思いが強まりました。

実際の訪問を踏まえて書く文章は、一番書き手の思いが伝わる箇所になります。失礼のない言葉づかいももちろん大切ですが、形式ばらずに自らの言葉で書くことも大切にしましょう。

【例文集】今後について書く文章

7月1日以前に挨拶や会社紹介で訪問をしたのか、7月1日以降に求人票を持参して訪問をしたのかによって、訪問後の流れは異なります。それぞれの状況に応じて、書き分けるようにしましょう。

7月1日以前の場合

7月1日に求人票の公開が解禁されましたら、改めて求人票を持参し、訪問させていただけますと幸いです。○○先生に再びお会いできることを、心より楽しみにしております。

7月1日以降の場合

お渡しした求人票や会社資料について、何かご不明点などございましたらお気軽にご相談くださいませ。できる限り具体的にお答えいたします。生徒の方々に弊社求人へご応募いただけることを、心よりお待ちしております。

職場見学の案内をする場合

訪問時にもお伝えしたとおり、弊社では○月○日から○月○日まで、職場見学を受け付けております。少しでも弊社に興味を持っていただいた生徒さんにはぜひご参加いただくよう、ご案内いただけますと幸いです。

お礼メールに返信をもらった場合は必ずこちらも返信する

お礼メールに対して返信をもらった場合は、自動返信メールでない限り必ず返信をしましょう。返信の内容は、以下のような簡潔なもので問題ありません。返信をする際には、件名やそれまでのやり取りを変更しないように注意しましょう。

件名: Re:【訪問のお礼】株式会社○○(自分の会社名)の○○(自分の名前)です。

○○高校 進路指導部
○○先生(実際にお会いした先生のお名前)

お忙しいところご丁寧にご返信をいただきまして、ありがとうございます。
今後も、お話をさせていただく機会があるかと存じます。
引き続き、何卒よろしくお願いいたします。

〇〇(自分の名前)
〇〇(自分の会社用連絡先)

なお「ご返信には及びません」の言葉どおり、お礼メールに対して相手が返信をしなくても、不安になる必要はありません。相手からの返信がないからといって、「ご確認いただけましたでしょうか?」などと返信を求めることは控えましょう。

また自分がお礼メールを送る→相手が返信をする→自分がさらに返信をするの後に、再度相手から「ありがとうございます」「よろしくお願いします」などの返信が来た場合には、さらに返信をする必要はありません。ただし別件などで返信を求められている内容であれば、その内容に対して返信をするようにしましょう。

高卒採用をしたい企業担当者の方必見!採用にも寄与する探究学習のサポートプラットフォーム「TimeTact」

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探究学習とは、日常生活などを通じて自ら課題を設定し、解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換・協働したりしながら進めていく学習活動のことです。 高等学校では「総合的な探究の時間」などの科目において、探究学習を導入した授業が行われています。

探究学習の詳細については、こちらの記事でご紹介しています。

【高校の先生向け】探究学習とは?9テーマから基礎知識を徹底解説この記事は探究学習について基礎的な知識を得たい先生のための記事です。この記事で解説する内容 ● 「探究」という言葉の意味 ● 探究学習とは ● 指導要領の解説 ● 探究が求められる時代背景 ● 探究学習で身につく力 ● 教員の役割 ● 探究学習の計画 ● 事例 ● 生徒の声 ● まとめ...

「TimeTact」とは?

「TimeTact」とは、全国の教育機関を対象とし、主に高等学校に導入されている探究学習サポートプラットフォームです。「TimeTact」を通して、全国の教育機関様に対しては探究学習の実施をサポートする機能を、企業様に対しては生徒に自社の課題に取り組んでもらう場・機会を提供しています。

「TimeTact」を導入いただいた企業様は、自社の課題を探究テーマとして、自社概要や事業内容をインプット資料としてコンテンツ化し、授業の教材として「TimeTact」を通じて生徒へ提供できます。それにより、生徒に自社概要や事業内容を閲覧してもらったり、自社課題に取り組んでもらうことができます。

自社課題に取り組んだ生徒に対しては、「TimeTact」を通して成果へのコメントをすることができます。また生徒の発表を聞いたり、フィードバックをしたりする探究学習成果発表会を開催し、生徒と直接交流することもできます。

探究学習成果発表会の例はこちらでご紹介しています。

【レポート】江戸川区の魅力を探究してきた篠崎高校2年生、1年間の最終成果を発表地元・江戸川区の魅力創生についての探究学習を行っている東京都立篠崎高等学校(東京都江戸川区、以下、篠崎高校)は、2023年3月22日 (...

「TimeTact」が高卒採用に寄与する3つの理由

「TimeTact」は高卒採用を検討している企業様に、ぜひ導入いただきたいサービスです。

①会社や事業について理解を深め興味を持ってもらえる

就業経験がほとんどない高校生にとって、会社や事業について理解を深めたうえで興味を持つのは大変難しいことです。理解が深まらないまま就職先を決めてしまうことで、ミスマッチや早期離職につながってしまいます。

「TimeTact」では、「TimeTact」を導入いただいた企業様の自社課題を探究テーマとしてコンテンツ化し、生徒へ提供しています。生徒は会社や事業についてインプットをしながら、課題について自ら解決策を検討し、アウトプットをします。このインプットとアウトプットの機会をセットで提供することで、表面的ではない、事業や仕事の内容、取り組んでいる課題などを把握したうえでの興味を持ってもらうことができます。

「TimeTact」の導入事例については、こちらの記事をご覧ください!

https://www.blog.studyvalley.jp/2024/07/05/%e3%80%90%e5%b0%8e%e5%85%a5%e4%ba%8b%e4%be%8b%e3%80%91%e9%ab%98%e6%a0%a1%e7%94%9f%e3%81%ae%e8%87%aa%e7%94%b1%e3%81%aa%e7%99%ba%e6%83%b3%e3%82%92%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e3%83%bb%e7%a4%be%e4%bc%9a%e8%b2%a2/

②生徒に直接接触する機会を得られる

採用活動において自社の魅力を伝えるためには、求職者と直接話をすることが大変重要です。しかし高卒採用においては、生徒と直接接する機会はほとんどありません。

「TimeTact」を導入することで、「TimeTact」を通して自社課題に取り組んだ生徒・学校に対し、生徒の発表を聞いたりフィードバックをしたりする探究学習成果発表会を開催できます。会社や事業について理解を深めてもらうことはもちろん、社員の人柄や雰囲気など直接接するからこそ伝わる魅力も伝えることができます。

③採用競争に勝つブランディングができる

近年では「企業の社会的責任」に対する注目が集まっており、高卒採用においても「世の中の役に立ちたい」「社会貢献がしたい」と考えている生徒は少なくありません。

「TimeTact」を通して教育支援に参加することで、社会貢献性の高い企業としての認知が高まり、優秀で意欲的な人材の採用が期待できます。

「TimeTact」を導入するその他のメリット

「TimeTact」を導入いただくことで、高卒採用への寄与以外にも認知向上・社内活性化など様々な効果が期待できます。

未来の市場を創造

教育への参画は、若い世代に自社製品やサービスを知ってもらう機会となり、将来の消費者との関係構築にも寄与します。

社員のやる気を刺激—教育支援で見える社内活性化の効果

企業課題を探究テーマとして学生と一緒に考えることで、仕事への満足度や企業への帰属意識を強化し、社内活性化と生産性の向上が期待できます。

地域との強い繋がりを形成

地域の学校や生徒と直接関わることで、地域内での企業の認知度と好感度が大幅に向上します。

最小限のリソースで導入できる

当社では、採用・認知向上・社内活性化の課題抽出から、探究テーマの設定および、探究学習における取り組みまでの一切をサポートしています。企業様には最小限のリソースで取り組んでいただけます。

詳細は「TimeTact」の企業様向け紹介ページをご確認ください!

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【この記事の監修者】

田中 悠樹|株式会社Study Valley代表

田中 悠樹|株式会社Study Valley代表

東京大学大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券→リクルートホールディングスに入社。同社にて様々な企業への投資を経験する中で、日本の未来を変えるためには子どもたちへの教育の拡充が重要であると考え、2020年に株式会社Study Valleyを創業。
2020年、経済産業省主催の教育プラットフォームSTEAM ライブラリーの技術開発を担当。
2024年、経済産業省が主催する「イノベーション創出のための学びと社会連携推進に関する研究会」に委員として参加している。