とびうめ探究2023表彰式には福岡県内の高校3校(31チーム)、同じく県内企業8社が参加。高校生が1年間を通して企業が抱える実際の課題に対する解決策を探究した成果を企業にプレゼンし、それに対して表彰式が行われました。
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「とびうめ探究2023表彰式」活動概要
探究学習とは…
通常、高校の総合的な探究の時間に、生徒自身の関心や好奇心を基に、自ら学習のテーマを選び、研究や実践を通じて深く探究します。従来の学校教育における知識の詰め込みや一方的な教授法とは異なり、生徒が主体的に学び、自分の考えを深め、新たな知見を生み出すことを目指しています。
探究学習では高校生が自らの興味や問題意識をもとに学びを深めることことを目標としています。これにより、批判的思考力、問題解決能力、創造性など、21世紀に求められる様々なスキルを育むことができます。また、自分自身の学習プロセスを管理する自己調整学習能力も養われます。
開催概要 | 開催日:2024年3月25日(月) 開催場所:TNC放送会館 |
参加企業(順不同) | 株式会社テレビ西日本 株式会社エスエルアイ JAF福岡支部 株式会社フレッシュ青果 福岡酸素株式会社 株式会社糸島環境開発 株式会社西日本シティ銀行 株式会社オートバックス南日本販売 |
参加学校 | 学校法人精華学園 精華女子高等学校 高稜高等学校 学校法人福岡文化学園 博多女子高等学校 |
実施内容 | 1. 開会式 2. 最優秀成果の発表 3. 企業からのフィードバック 4. 表彰式授与 5. その他優秀成果物の発表 |
実施のねらい | 地元の若者と企業が直接結びつくことで、新たな地域価値創造を一緒に目指す 生徒:生徒同士が自ら問いを立て解決する力を醸成するとともに、地域の魅力を再発見する 企業:社会に求められていることを生徒に伝えることで、未来を担う人材育成に貢献する |
最優秀成果の発表の内容
最優秀成果の発表では、参加企業が抱えている課題に対して、生徒がプレゼンテーション形式で発表を行いました。各チームの発表をもとに企業が最優秀賞の選定を行い、表彰を行いました。最優秀賞の選定結果は以下の表のとおりです。
企業名 | 最優秀成果 |
株式会社テレビ西日本 | 演技×アイドルで視聴者参加型のコンテンツを作る(博多女子) |
株式会社エスエルアイ | ライブスピーカー(精華女子) |
JAF福岡支部 | Let’s go With all generations(精華女子) |
株式会社フレッシュ青果 | 野菜、果物のことならお任せあれ!(精華女子) |
福岡酸素株式会社 | 高稜高等学校 |
株式会社糸島環境開発 | ~つなぐ糸島~(精華女子) |
株式会社西日本シティ銀行 | 投資博士になろう(精華女子) |
株式会社オートバックス南日本販売 | 推し活ドライブ(精華女子) |
本イベントで発表された事例
精華女子高等学校
精華女子高校の生徒は株式会社オートバックス南日本販売の
「「豊かなカーライフ」を実現する、アピール施策を考えてみよう」という課題をもとに高校生の視点で新たなアピール施策を提案しました。
生徒たちは、「推し活ドライブ」というコンセプトのもと、独自のアイディアを次のように提案しました。
①「推しナビ」
今までのナビは感情がない声で、いつもただただ、目的地を告げてくれるだけなので、
自分の推しである、好きなアイドルや有名人の声で目的地まで案内してくれるナビを提案しました。
このナビを使うことで運転していて楽しい、車を持っている人がもっと運転をしたくなるような案を出しました。
②「推しの愛」
運転するときに必要な飲食物は長時間おいておくと冷めてしまうので、推しへのアツい思いでどうにかしたい!という思いからまるで推しが飲食物を温めてくれるような保温機を取り付けることで、愛情が込められた温かい飲食物を楽しみながら、運転の快適さと楽しさを同時に高められる案を出しました。
このように私たちStudy Valleyが県内企業と高校生をつなげる役割を担うことで、
高校生は実践的に課題解決方法を考えながら探究を進めていくことができ、
企業は自社が実際に抱えている課題を実際に高校生に考えてもらうことで若い世代の新たな視点から会社としての価値訴求の提案を出してもらうことができます。
とびうめ探究2023表彰式に参加した学校の反応
今まで自分で考えるような活動を学校教育で実施していなかったこともあり、高校生は難しい部分もありましたが、探究を通して新たな視点や価値観を身につけることができた生徒も多くいました。
参加した生徒の感想(一部)
今まで社会課題に全く興味をもっていなかったけど、企業課題解決の取り組みが非常に面白く、普段あまり話さなかった家族とも、プロジェクトをきっかけに話をするようになった。
これからの時代は答えのないものに答えを導き出す能力が求められるので、探究の授業で訓練することができた。
本イベントの様子
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【この記事の監修者】
田中 悠樹|株式会社Study Valley代表
東京大学大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券→リクルートホールディングスに入社。同社にて様々な企業への投資を経験する中で、日本の未来を変えるためには子どもたちへの教育の拡充が重要であると考え、2020年に株式会社Study Valleyを創業。
2020年、経済産業省主催の教育プラットフォームSTEAM ライブラリーの技術開発を担当。
2024年、経済産業省が主催する「イノベーション創出のための学びと社会連携推進に関する研究会」に委員として参加している。