お知らせ

地方創生の要は高校生?宮崎県の「ひなた探究」とは

私たちStudy Valleyが、株式会社テレビ宮崎様とともに進めている「ひなた探究」についてご紹介します。

22/10/20追記:ひなた探究のTVCMがスタートしました。まずはこちらをご覧ください。

23/3/31追記:2022年度の活動レポートです。
【詳細レポート】1日完結型の探究ワークショップ「ひなた探究Camp」(2022年11月12日)
【詳細レポート】「ひなた探究Fes2022」が開催されました(2023年3月11日)

「ひなた探究」とは

「ひなた探究」とは、宮崎県の企業様10社と、宮崎県下の高校10校の学生のみなさまが協働で行う探究学習です。高校生は、企業様の抱える「活きた課題」に取り組むことで、社会で生き抜く力を身につけるとともに、地域の魅力、地元企業の事業内容や取り組みを知ることができます。

2023年3月には、その集大成として、宮崎県教育委員会の主催による、本事業の課題研究発表会が行われる他、同月、1,000人規模のオンライン探究発表会「ひなたCamp!」も予定されています。

探究学習とは?
探究学習とは、生徒自らが課題を設定し、解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換・協働したりしながら進めていく、プロジェクト型の学習​です。企業や地域と商品開発に取り組む、大学と連携して研究を行うなど、各地で特徴ある取り組みが生まれています。

探究学習にはICTを活用

Study Valleyは、この探究学習に特化したEdTechプラットフォーム「TimeTact」を開発しています。「ひなた探究」でもICT端末と「TimeTact」を活用することで、学校・企業に負担が少ない形で探究学習を進めます。

どんな探究テーマに取り組むのか

「活きた課題=探究テーマ」の一部をご紹介します。

探究テーマ(一部)
・どうすれば、高齢者に対して、アプリを活用することで、有益な防災情報を届けることができるだろうか?
・どうすれば、若い人に対して、農業のイメージ(3K)を払拭し、農家の担い手を増やすことができるか?
・どうすれば、SNS等を活用して、若い人に車を身近に感じてもらうことができるか?

企業様が実際に日々取り組まれている「活きた課題」を探究テーマとして提供いただいています。高校生のみなさんは、企業ならでは、宮崎県ならでは、といったテーマに取り組みます。

協賛企業一覧

協賛いただいている企業一覧です。

「ひなた探究」の背景と意義

なぜ、「ひなた探究」という取り組みが始まったのでしょうか。その背景には、地方都市が抱える課題があります。人口減少、時に若者層の大都市圏への流出による働き手の不足は、地方にとって深刻な問題です。その一因には、地域や地元企業の魅力が、地域の若者に十分伝わっていないことが挙げられます。

「ひなた探究」という取り組みを通じて、高校生のうちに地元・宮崎や企業の魅力を知ることで、若者が地元で仕事・生活していくモデルケースを示すことができる、という意義があります。

これまでの成果

「ひなた探究」は、すでにその前身として、実証事業が行われております。

宮崎県によるアクセラレーションプログラムで「オーディエンス賞」受賞

『MIYAZAKI DIGITAL INNOVATION DEMO DAY』当日の様子(PRTIMES)

宮崎県によるアクセラレーションプログラム「MIYAZAKI DIGITAL INNOVATION BUSINESS BUILD」の支援事業として、2022年3月に、県内の複数の企業と高校の合同探究発表会を行いました。その成果は、同プログラムの成果発表会(DEMO DAY)にて参加者の支持をもっとも集めた「オーディエンス賞」を受賞しています。

関係各所からも期待のメッセージ

「ひなた探究」は企業、高校だけでなく、関係各所からも期待のメッセージをいただいております。

宮崎県教育委員会高校教育課 高校教育・学力向上第一担当 主幹 竹村新吾様 より
宮崎という舞台には探究の場がたくさんあります。SDGsはじめ、様々なお取り組みをされている宮崎県の企業の皆様方には、ぜひ子供たちにご助言をいただけますようお願いいたします。さらに、本事業を通じて、宮崎県の大人たちが一丸となって子供たちを育てよう、という機運を高め、学校の枠を超え地域と繋がった本物の学びに繋げていきたい考えです。暗いニュースが多い昨今ではありますが、子供たちには、企業の皆様や地域の皆様と共に学ぶことで、「未来には夢があふれている」ということを伝えていきたいと思います。

宮崎県商工観光労働部 企業振興課 主幹 小野正人様 より
変化の激しい社会において必要とされる力、それを育むのが探究学習やSTEAM教育です。本事業で、高校生が県内企業を題材に探究することで、彼らは「課題解決力」や、自ら「未来を描く力」を身に着けてくれるでしょう。県内企業の認知度向上や、将来的な県内就職増も期待されます。この業務提携に関わる全ての皆様のwin-winが実現し、宮崎県全体へ良い影響が広がっていくことを期待しています。

引用:ICT活用で、宮崎県の高校生と企業が地域の課題を協働で探究!(PRTIMES)

今後も、関係各所との連携を図りながら、「ひなた探究」を進めていきます。

今後のスケジュール

2022年11月予定:ひなた探究Camp
2023年3月予定:ひなたFes(主催:UMK、Study Valley 後援:県教委)
2023年3月予定|探究成果発表会(主催:県教委、協賛:SV、UMK)UMK体育館

【詳細レポート】1日完結型の探究ワークショップ「ひなた探究Camp」(2022年11月12日)
【詳細レポート】「ひなた探究Fes2022」が開催されました(2023年3月11日)

「ひなた探究」に関するお問い合わせ・取材のご依頼はこちら

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株式会社Study Valley
広報 梅澤 satoshi_umezawa@studyvalley.jp
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企業情報

株式会社Study Valley
2020年1月創業のEdTechベンチャー企業です。AIを活用したAdaptive Learningや、勉強に特化した独自検索エンジンアルゴリズムの開発、経済産業省「STEAMライブラリー」事業のプラットフォーム構築を行なっております。
創業後わずか数ヶ月で経済産業省から第1期STEAMライブラリー構築事業者として認定され、2021年6月には第2期STEAMライブラリー構築事業者として引き続き認定されております。
現在は学習・業務支援プラットフォーム「Time Tact」の開発を主軸にして、塾や家庭教師、自治体向けにサービス展開しております。
HP:https://www.studyvalley.jp/

代表経歴


代表取締役社長:田中悠樹
東京大学大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券に入社しテクノロジー部にて勤務。株式会社リクルートホールディングスではUS・イスラエルのアーリーステージスタートアップへの出資を担当。様々な企業への投資を経験する中で、日本の未来を変えるためには子どもたちへの教育の拡充が重要であると考え、開発、マネジメント、投資など自身の幅広い経験を活かし、2020年に起業。

参考ページ
ひなた探究(株式会社テレビ宮崎)
ひなた探究(株式会社StudyValley)
ICT活用で、宮崎県の高校生と企業が地域の課題を協働で探究! 地域に根差した探究学習を用いた地域活性化プロジェクトが始動
地域に根ざした探究学習を用いた新しい地域価値創造|宮崎県内の高校生と企業が一体となって学ぶ探究成果発表会を開催(2022/3/5)
アクセラレーションプログラム「MIYAZAKI DIGITAL INNOVATION DEMO DAY」にてオーディエンス賞を受賞しました

ABOUT ME
この記事を書いた人:Study Valley 編集部
探究No.1メディア”Far East Tokyo”編集部です!執筆陣は、教育コンサルタント、元教員、教育学部大学院生など、先生方と同じく、教育に熱い思いを持つStudy Valleyのスタッフ陣です。子どもたちがわくわく探究する姿を思い浮かべながら制作しています!先生方のお役に立ちますように。Twitterフォローで記事更新情報が届きます。