教育CSR

教育CSRとは?企業のメリットや人気の事例28選を完全解説

教育CSRをやりたいけど準備が大変なんじゃないか?
学校へ提案したいけど具体的に何を企画したらいいか、事例を知りたい

私たち Study Valleyは、企業パートナーを探している学校と、CSR活動を行う企業をEdTechツールでマッチングし、子供たちに深い学びを提供するお手伝いをしています。

そこで企業担当者の方から、上記のような質問をよくいただきます。

この記事では、CSRとして人気のある「教育CSR」の種類、行う目的と、事例28つを紹介します。

2022年から高校で探究学習が始まること、教員の長時間労働が社会問題化していること、産業界からもSTEAM教育など学際的な学びの必要性が叫ばれるなどの複合的な要因があり、企業が「新たなアクター」として教育に参加していくことが期待され「教育CSR」に注目が集まっています。

教育CSRは短期的な利益が期待できるものではありませんが、教育に貢献することで中長期的に企業価値を高め、社員意識の向上にもつながります。

事例は出前授業、職場見学、職場体験、教材提供、奨学金・金銭寄付、教職員研修、その他で全28事例を集めました。きっと、あなたの企業に合う教育CSRが見つかると思います。

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Contents
  1. 教育CSRとは?
  2. 企業による教育CSRの実態
  3. 出前授業の事例10個
  4. 職場見学の事例6つ
  5. 職場体験の事例6つ
  6. 教材提供の事例1つ
  7. 奨学金・金銭寄付の事例2つ
  8. 教職員研修の事例1つ
  9. その他の事例2つ
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教育CSRとは?

教育CSRとは、企業が主に子どもや学生を対象に教育を目的としたCSR活動を実施することです。CSRとは「Corporate Social Responsibility」=「企業の社会的責任」の略で、「企業の存在意義や事業内容などに鑑みて、果たすべき社会的な責任」という意味を持っています。

企業の社会的責任(CSR)とは簡単に言うと?3つの軸や4つの分野も解説近年注目を集めている「CSR」は、「Corporate Social Responsibility」の頭文字を取った言葉で、「企業の社会...

CSR活動は社会福祉・環境・文化振興など様々な領域で実施されていますが、中でも子どもや学生を対象に教育を目的とした活動は「教育CSR」と呼ばれています。

企業が教育CSR活動に取り組むことの重要性

企業が教育CSR活動に取り組むことは、社会にとって大変大きな意義があります。

社会的な背景として、2020年度から実施されている新学習指導要領の基本的な理念に「社会に開かれた教育課程」が掲げられています。変化の激しい現代社会において、実社会とのつながりの中で学ぶ機会を設け、自らの力で人生や社会をより良くしていけるという実感を醸成することが目的とされています。つまりこれからの学校には、社会とのつながりを持ち、社会と連携して教育活動を実施することが求められているのです。

企業が学校教育に参加することで、「社会に開かれた教育課程」を実現する一助となることができます。教育CSRの活動は以前から盛んに行われていましたが、現在の社会において改めて強く求められています。

教育CSR活動は規模・業種などに関わらずどの企業でも実施できる

CSR活動は、自社の事業内容や資産などと親和性のある活動をすることが大切です。その点教育CSR活動は、規模や業種などに関わらずどのような企業でも取り組むことができます

社会についての知識や知見が少ない子どもたちにとっては、自社の事業内容を紹介するだけでも大きな学びとなります。また実際に働く人の様子を見せたり、話をしたりするだけでも、働くということ自体へのイメージを膨らませることができ、将来のキャリア設計に活かすことができます。

自社の事業内容を紹介する、実際に働く人が話をするといった活動は、どの企業にとっても自社の特徴を活かして取り組める内容です。

企業が教育CSR活動に取り組むことで得られるメリット

果たすべき責任として捉えられているCSRですが、教育CSR活動に取り組むことで、企業にとってのメリットも得られます。

まずは若い世代に、自社商品の魅力を伝えられることです。子どもたちにとって企業と触れ合う体験は特別なもので、その分印象に残りやすくなります。したがって将来の顧客になったり、両親など身近な大人に自社の魅力を伝えてもらったりすることが期待できます。

また採用活動にプラスになることも、教育CSR活動に取り組むことの大きなメリットです。特に高校生や大学生といった社会に出る年齢に近い学生を対象に実施すると、就職先の候補として直接的に考えてもらうことができます。

高校生や大学生を対象にする場合は、自社の商品に対する彼らの意見や印象を聞くことができる、彼らの意見を商品開発に活かすことができるといったメリットも期待できます。

教育CSR活動に取り組む場合は、自社が得たいメリットを考えた上で実施内容や対象を決めると良いでしょう。

企業による教育CSRの実態

一口に「教育CSR」と言っても具体的な活動には様々な種類がありますが、どのような活動が人気なのでしょうか?

企業に人気のある教育CSRは?

もっともよく行われている教育CSRのTOP3は以下になります。

  1. 職場見学
  2. 出前授業
  3. 職場体験

職場見学、出前授業はともに最短1日から実行でき、準備や実施にあまり時間がかからず、企業と学校の連携として小さくスタートできるメリットがあります。

【事例6選】出前授業の実施方法!企業のメリットと検討・準備すべきポイント企業の社員や専門家といった社会人が教育機関に出向き、特別授業を実施する「出前授業」。企業による出前授業の実施は、CSR活動の1つとして近...

また企業が力を入れているCSR活動では、1位が出前授業となっています。座学を通じて事業に興味を持ってもらいたい企業と、学校の外でしか得られない経験を重視する教育現場とのギャップがあるのかもしれません。いずれにせよ「職場見学」「出前授業」はともに、学校、企業双方が力を入れている教育CSRメニューです。

引用:企業調査による教育CSRの実態調査 ー教育活動から教育政策へ展開する主体の多様化ー

企業が教育CSRを行う目的は?

引用:企業調査による教育CSRの実態調査 ー教育活動から教育政策へ展開する主体の多様化ー

企業が教育CSRを行う目的は様々ですが「企業調査による教育CSRの実態調査 ー教育活動から教育政策へ展開する主体の多様化ー」によると、教育CSRを行う目的は多い順に以下のようになります。

  1. 地域企業としての役割
  2. イメージの向上
  3. 社員意識向上
  4. 長期的業績向上
  5. 入職希望者増加

イメージ向上や社員意識といった企業の利益につながる項目を抑え「地域企業としての役割」が1位となっています。学校だけではなく地元のステークホルダーも含めたチームでの教育を推進する指導要領にも呼応しているといえるでしょう。

参考:高等学校学習指導要領比較対照表【総合的な探究の時間】

教育CSRを行うポイントは「子供たちの学びに貢献する姿勢を忘れないこと」

教育CSRを行うポイントは「子供たちの学びに貢献する姿勢を忘れないこと」です。

教育CSRは総合的な学習の時間が始まった2000年代から注目を集めました。その一方で事業を広告宣伝したい企業と、探究的な学びを行いたい学校との間に温度差があったという事実もあります。

事業を伝えるのが目的ではなく、事業の強みを活かして子供たちの学びに貢献することが目的であり、それが結果として企業のイメージアップにつながるということを意識すべきでしょう。

企業が取り組む教育CSRの7カテゴリー

企業が実施する教育CSRは、主に以下7つのカテゴリーに分類できます。

①出前授業企業担当者が講師として学校などに出向き、特別授業をする
②職場見学工場や実際に社員が働いている現場を見学してもらう
③職場体験生徒に実際の仕事内容や体験プログラムを体験してもらう
④教材提供自社の事業に関連する内容を学ぶことができる教材を提供する
⑤奨学金・金銭寄付奨学金制度の設置や寄付をする
⑥教職員研修生徒ではなく教職員に対して研修を実施する
⑦その他上記に当てはまらない教育CSRの活動全般

出前授業の事例10個

コピー機を活用し、身近な製品と理科の繋がりについて解説

企業名コニカミノルタ株式会社
業界電気機器業界
プログラム名コピー機のしくみを学ぼう
受賞教育CSR大賞2013 大賞
カテゴリ出前授業
実施期間2時間
対象中学生・高校生

こちらは、コピーの原理と理科の繋がりについて解説する実験プログラムです。以下の流れで行われます。

講義:静電気の性質を利用した「コピー」のしくみ
実験1:静電気を使って手動コピーに挑戦しよう
実験2:きれいにコピーできるよう条件を変えて実験してみよう
講義:先端・未来のコピー技術について
キャリア講演:大学進学・モノづくりの魅力などキャリアに関する話

プログラムに参加した生徒からは、​​「学校で学ぶことが社会で役に立っていることが実感できた」との声が挙がっています。

詳細:出前実験教室「コピー機のしくみを学ぼう」 実施校募集(vol.22)

おもちゃを通じた環境への取り組みについて発信

企業名株式会社タカラトミー
業界玩具メーカー
プログラム名100ねんあそぼ。~未来のために私たちができること~
受賞文部科学省主催 「青少年の体験活動推進企業表彰」
大企業部門 審査委員会奨励賞(2015年度)
カテゴリ出前授業
実施期間90分または45分
対象小学校4~6年生

鉄道玩具「プラレール」に使われているエコな材料を教材として、おもちゃを通じた環境への取り組みを学ぶプログラムです。コンテンツは以下の通りです。

講義
タカラトミーのお仕事を見てみよう!

体験

プラレールが長く遊ばれているヒミツを探ろう!(遊びやすさの進化、安全性など、ものづくりの工夫)

講義・体験

この世界からおもちゃがなくなる!?100ねんあそぶための工夫(環境問題、おもちゃのエコの工夫を知る。)

ワーク

未来のために、おもちゃにできるエコを考えよう!(遊びながら学べる「エコトイカードゲーム」と同じデザインのポスターを作成し発表)

まとめと修了証授与

詳細:教育CSR活動が受賞!文部科学省主催 「青少年の体験活動推進企業表彰」受賞のご報告

ウインナー作りを通して食の楽しさや大切さを伝える

企業名日本ハム株式会社
業界食品業界
プログラム名ウインナーの手作り体験教室
受賞文部科学省主催「青少年の体験活動推進企業表彰」
大企業部門  審査委員会優秀賞(2020年度)
カテゴリ出前授業
実施期間座学45分(1時限)+体験90分(2時限)
対象小学校3~6年生

座学と体験学習を組み合わせたプログラムです。

座学では、バランスの良い食事やたんぱく質について学びます。ウインナーの手作り体験は、「作る楽しさ」と「食べる楽しさ」、 「食品を大切にする気持ち」を育むことを目的としています。

詳細:日本ハム株式会社の社員が学校を訪れウインナー作りを指導します!

子ども向けIT教室の開催

企業名株式会社NTTデータ
業界IT業界
プログラム名NTTデータ アカデミア
受賞文部科学省主催「青少年の体験活動推進企業表彰」
大企業部門  審査委員会奨励賞(2021年度)
カテゴリ出前授業
実施期間全体で90分~120分程度の1回完結型
対象小学生

こちらのプログラムは、子どもたちのITに対する探求心を育て、主体的に行動する力を養うことをねらいとしています。以下の2つのセッションで構成されます。

・プログラミングセッション
・社会におけるIT活用事例を学ぶセッション

詳細:NTTデータ アカデミア IT教育を通じて小学生の成長を後押し

SDGsをテーマにした出前授業

企業名華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)
業界IT業界
プログラム名未来の種JAPAN
カテゴリ出前授業
実施期間1限分
学校名淑徳SC高等部(3年生32名)

SDGsをテーマとした出前授業です。前半と後半に分かれており、それぞれ次のような内容となっています。

前半
いきものカンパニー代表の菊池紳氏がSDGsと食のかかわりについて解説。

後半
ファーウェイ・ジャパン広報部長の田島幸治氏がICT(情報通信技術)をSDGsの実現にどう生かすかをテーマに講演。

参加した生徒は、「農業にはただ野菜を育てるだけではなく、知識もたくさん必要なことがわかりました」「ICT技術とSDGsが大きく関わっていることを知ることができました」などの感想を述べています。SDGsや農業の奥深さを実感したことがわかります。

詳細:食やICTをテーマに淑徳SC中・高等部でSDGsの出張授業、ファーウェイ・ジャパン

大人になる上で必要な金融知識について解説

企業名神奈川県ファイナンシャルプランナーズ協同組合(KFP)
業界金融業界
プログラム名高校生のための金銭リテラシー(高校卒業前に身に付ける人生の知識・考え方)授業
カテゴリ出前授業
実施期間1日(50分)
対象東京・神奈川の高校

18歳で大人になる前に、「人生計画の立て方、契約、金融、社会保険などの知識」の基礎を身につけることを目指しています。授業形態は、教室授業、講堂などでの集合授業、オンライン授業が可能です。

主なテーマは以下の通りで、内容について事前に打ち合わせを行うことができます。

・高校生にライフプランって必要なの?ーより良い人生を送るための人生設計の作り方ー
・高校向け消費者教育ーお金に対しての良い習慣、クレジットカード、詐欺や金銭トラブルー
・高校生向け金融リテラシー教育ー将来、生活に困らない資産形成、株式・投資信託・債券の基礎ー
・18歳で出来る事、出来ない事ー民法改正をふまえてー
・奨学金の借り方、返し方ー経済的理由で進学をあきらめないでー

詳細:KFP「高校生向け金融リテラシー・ライフプラン授業」

社内におけるSDGsの取り組みを紹介

企業名セブン‐イレブン・ジャパン
業界コンビニ業界
プログラム名持続可能な社会を目指して
カテゴリ出前授業(オンライン)
実施期間1時間
学校名神奈川県立茅ヶ崎西浜高等学校

セブン-イレブン・ジャパンの社員4名によりオンライン授業が行われました。セブン‐イレブンのSDGsの取り組みの中から、「食品ロス削減」と「プラスチック 対策」の取り組み事例を中心に紹介されてます。

生徒の感想
・「セブン‐イレブンが食品ロス削減、プラスチック対策など、さまざまなSDGsの取り組みをしている事がわかった」
・「回収したペットボトルから、新たなペットボトルが出来るという話は印象に残った」
・「食品ロス削減やプラスチック対策について、学んでみたい、考えてみたい。」

詳細:神奈川県立茅ヶ崎西浜高等学校で 「SDGsに関する授業」を実施しました。

オンラインで建設について講義

企業名清水建設株式会社
業界建設業界
プログラム名オンライン講座
カテゴリ出前授業(オンライン)
実施期間45分

授業講義が15分、実験施設をライブ映像や実験動画などを交えた紹介が20分、質疑応答が10分、という時間配分で合計45分のオンライン講義が行われました。

講義の内容は対象となる生徒に合わせて変えており、具体的な内容は以下の通りです。

講義内容
・大学生・高等専門学校生・専門学校生向け:建設 現在・未来
・高校生向け:建設 現在・未来
・中学生向け:建設を知ろう

詳細:オンライン講座 ESG経営 清水建設

社員が制服で来校し、航空会社の仕事について講演

企業名日本航空株式会社(JAL)
業界航空業界
プログラム名JALお仕事講座
カテゴリ出前授業
実施期間月間回数原則2回
各45分・60分・90分
対象小学生・中学生・高校生

社員が制服で来校し、これから職業を選択する子どもたちに航空会社の仕事をわかりやすく解説されました。

生徒の感想
・「お仕事をされている方に直接お話を聞くことができたり、オペレーションセンターを見ることができ、本当に良い体験となりました。憧れだった気持ちが、今では絶対になりたいという気持ちに変わりました。」(高校2年生)
・「進路についていろいろなことを考えるなか、より思いが強まった部分も多く、また普段頑張っていることにより一層努力を重ねようと、自分を奮い立たせることができました。」(高校2年生)

詳細:JAL お仕事講座

「服のチカラ」について解説し、着なくなった服を必要な人に届ける

企業名株式会社ユニクロ
業界アパレル業界
プログラム名“届けよう、服のチカラ” プロジェクト
カテゴリ出前授業
実施期間6-11月
対象小学生・中学生・高校生

授業後は、子どもたちが主体となり、校内や地域で着なくなった子ども服を回収します。回収した服は、難民などの服を必要とする人々に届けられます。

生徒の感想
・「たくさんの服が集まったことが嬉しかったです。作業は大変だったけれど、やりがいも感じたし、終わった時には達成感すら感じました。それはたぶん、自分のやっていることが、人の役に立つことだったからだと思います。」(高校生)

教員の感想
・この活動を通して、地域に参加を呼びかけ、その効果が回収量という形で目に見えて現れることで、地域からの期待、地域への貢献、地域との連携といったテーマを理解し、生徒自身が感じとることができたかと思います。

詳細:“届けよう、服のチカラ”プロジェクト

職場見学の事例6つ

工場見学や出前授業を通した環境教育

企業名パナソニック株式会社
業界電機メーカー
プログラム名子ども向けエコ体験教室
受賞文部科学省主催「青少年の体験活動推進企業表彰」
大企業部門  審査委員会奨励賞(2020年度)
カテゴリ職場見学、出前授業
実施期間プログラムの形態によって異なる
対象主に小学生

​このプログラムは、​子どもたちがエコ活動の大切さを実感することをねらいとしてます。学校の授業の一環として活用できるよう、学年・科目の単元内容に合わていることが特徴です。

プログラムの実施形態は以下の通りです。

・工場見学
・出前授業による実験教室

詳細:パナソニックの環境教育 エコ体験学習

化粧品開発の現場を開放

企業名株式会社天真堂
業界薬用化粧品・機能性表示食品OEMメーカー
カテゴリ職業見学
実施期間1日
学校名私立筑陽学園高等学校(福岡県太宰府市)

このプログラムでは、業務用機器を使用しての肌測定や、オリジナル化粧水の作成が行われました。

生徒の感想
・「自分好みの化粧品を作れてわくわくした」
・「化粧品会社に就職できるよう勉学に励もうと思えた」

企業担当者の声
​​​​・「進路を考える学生たちに少しでも化粧品業界に興味を持ってほしいという思いのもと、高校や大学などの企業訪問に対して積極的に受け入れを行い、日本の化粧品業界のさらなる成長に寄与したい」

詳細:天真堂、CSR活動の一環で学生の企業訪問受け入れを実施

防災リュック作り体験

企業名株式会社MT-NET
業界防災用品メーカー
カテゴリ職場見学
実施期間1日
学校名中央大学杉並高等学校

このプログラムでは、防災リュック作り体験が行われました。自宅から避難所へ行った際につかう防災リュックを想定し、生徒が中身を選びます。まず中身をリュックに入れ、重さをチェックします。次に、入れるグッズをホワイトボードに書いて生徒たちで意見を交換し、中身を見直します。そしてもう一度防災グッズを選択肢し、最終チェックを行います。

詳細:【東京ショールーム】中央大学杉並高等学校のワークショップイベント

金融・経済を身近に感じる機会を提供

企業名SMBC日興証券株式会社
業界金融・証券
カテゴリ職場見学
実施期間約90分程度
対象中学生、高校生を中心とした学生

このプログラムでは、セミナーを行い、生活とお金、金融機関の役割や金融取引に関する知識についてわかりやすく解説されました。また証券業界や証券会社の仕事、証券投資についての理解を深めてもらうことを目的に、支店等の見学を実施しています。

具体的には全国の本支店にて、企業見学会や職場体験の受け入れを実施。参加者は、新聞の読み方や金融商品についての学習や、オンライン取引・店頭受付などの体験を行います。他にも、若手社員との懇談会が行われました。

詳細:SMBC日興証券 概要 企業見学研修

インターネット業界について解説

企業名株式会社サイバーエージェント
業界インターネット広告業界
プログラム名企業訪問
カテゴリ職場見学(オンライン)
実施期間45分
対象全国の中学生・高校生

このプログラムでは、サイバーエージェントの会社説明、サイバーエージェントが運営するサービスや取り組みの紹介、社員による仕事紹介とインタビューが行われました。

詳細:全国の中学生・高校生を対象にしたオンラインによる企業訪問プログラムを開始

IT業界やエンジニアの職種理解を促す

企業名株式会社ミクシィ
業界IT業界
カテゴリ職場見学
実施期間60~90分程度
対象​​校外学習の認定を受けた中学生・高校生

以下のようなタイトルの講演が行われました。

・IT業界の仕事について
・エンジニアの仕事やプログラミングについて
・モンスターストライク」の運用やデザインについて
・「mixi」等SNSの開発や運用について
・インターネットやスマートフォンの安全な使い方について

詳細:ミクシィの社会貢献活動 企業訪問

職場体験の事例6つ

実際のラボでiPS細胞の実験

企業名サーモフィッシャーサイエンティフィック ライフテクノロジーズジャパン株式会社
業界科学機器・試薬メーカー
プログラム名iPS細胞実験教室~iPS細胞に挑戦!iPS細胞の作り方を学び、その特徴を観察しよう!!〜
受賞教育CSR大賞2014 大賞
カテゴリ職場体験
実施期間2日間
対象高校生

このプログラムでは、​​実際のラボでiPSに関する実験を行うことにより、プロの研究者の仕事を体験しました。

詳細:iPS細胞実験教室~iPS細胞に挑戦!iPS細胞の作り方を学び、その特徴を観察しよう!!~

パン作りを通し、誰かのために行動するきっかけを与える

企業名敷島製パン株式会社
業界食品業界
プログラム名自給率200%プロジェクト 「ゆめちから」栽培研究プログラム
受賞文部科学省主催 「青少年の体験活動推進企業表彰」
大企業部門 審査委員会特別賞(2017年度)
カテゴリ職場体験
実施期間1年3ヶ月程度
対象中学生・高校生

このプログラムでは、生徒が国産小麦「ゆめちから」を栽培し、収穫した小麦からパンを作ります。人との繋がりの中で生きていることを学び、自分以外の誰かのために行動できるきっかけを与えることを目的とするプログラムです。

生徒の感想
「​​パンを作るのに多くの時間を要することや品質管理を徹底されていることには、驚きました。」

詳細:​​【Pascoのニュースリリース】文部科学省主催の「平成29年度 青少年の体験活動推進企業表彰」において「審査委員会特別賞」を受賞しました

インターンシップを受け入れ、工事の工程を体験

企業名前川建設株式会社
業界建設業界
プログラム名・通年型インターンシップ
・インターンシップサマーセミナー
カテゴリ職業体験
実施期間・通年型インターンシップ:1年
・インターンシップサマーセミナー:1週間
対象高校、専門学校、大学

このプログラムは、短期的なものと長期的なもの2パターンあります。それぞれの実施内容と、企画担当者の感想については以下の通りです。

<通年型インターンシップ>
基礎工事から、躯体工事、防水工事、内装工事などすべての工程を実習体験
<インターンシップサマーセミナー>
夏休み期間で建設に関する工程を体験

企業担当者の感想
「インターンシップでは、普段集まらない親方が集結するので、とても新鮮です。担任の先生も参加するので交流機会が増え、楽しいコミュニケーションがとられています。」

詳細:
>前川建設 社会貢献活動
>前川建設株式会社 市と協働で取り組む清掃活動、独自プログラムでのインターンシップ受け入れなどで、地域を盛り上げている

コンタクトレンズ製造体験を通し、モノづくりの姿勢を発信

企業名株式会社メニコン
業界コンタクトレンズメーカー
プログラム名メニコン総合研究所訪問
カテゴリ職業体験
実施期間1日
学校名愛知県立五条高等学校

このプログラムでは、企業紹介・研究開発の仕事についての説明、実際のコンタクトレンズを作る作業を体験、レンズに付着して障害を発生させてしまう微生物を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察を行いました。

詳細:五条高等学校インターンシップ メニコン総合研究所訪問

テレビ業界のプロフェッショナルによる特別講座・仕事体験

企業名株式会社TBSテレビ
業界テレビ業界
プログラム名夏休み職業体験2021〜オンラインでTBSのお仕事を知ろう!〜
カテゴリ職場体験
実施期間1日
対象高校生

このプログラムでは、以下の6コースの職業体験講座が用意されました。

・YouTuber体験
・テレビドラマの仕事
・記者の仕事
・ラジオ番組制作体験
・アナウンサー体験
・未来のTVテクノロジー体験

詳細:夏休み職業体験2021〜オンラインでTBSのお仕事を知ろう!〜

工場の装置を操作して実験やモノ作りを体験

企業名株式会社島津製作所
業界精密機器業界
プログラム名島津ぶんせき体験スクール
カテゴリ職場体験
実施期間1コース2時間~2時間半程度
対象小学生から高校生まで

このプログラムには以下の内容が含まれています。

・分析装置の操作体験
・簡単な実験やモノ作り体験
・3つのコースから選ぶことができる(本社・三条工場にて実施)
①分光コース(分光光度計)
②クロマトコース(高速液体クロマトグラフ)
③脳測定
・時間に余裕があれば、ショールームや島津製作所創業記念資料館の見学も実施可能。

参加者からは以下のような感想が出ました。

参加者の声
・「分析技術者の話や装置操作など、自分の知らない世界に触れ、視野が広がった。進路選択の参考にもなった。」(高校生)
・「今学校で学んでいる学習が、社会でどのように役立つかが少しわかった。」(高校生)

詳細:島津ぶんせき体験スクール

教材提供の事例1つ

すごろくゲームで消費者として必要な知識を学ぶ教材

企業名第一生命保険株式会社
業界生命保険業界
プログラム名ライフサイクルゲームⅡ~生涯設計のススメ~
カテゴリ教材提供
実施期間20~30分
対象中学生以上

このプログラムの特徴は以下の通りです。

・すごろく形式のゲームによる消費者教育教材。
・人生の様々なリスクと必要な備え、消費者契約等に関わる知識などを学ぶことができる。
・就職、結婚、子ども誕生、住宅購入などのリスクを擬似的に体験できる。
・指導の手引きも同封されている。

詳細:消費者教育教材資料表彰 最優秀賞受賞 「ライフサイクルゲームⅡ~生涯設計のススメ~」

奨学金・金銭寄付の事例2つ

奨学金制度を通して理系女子学生を応援

企業名トヨタグループ
業界自動車業界
プログラム名奨学支援コース
カテゴリ奨学金
実施期間入学から卒業までの最長6年間(大学4年間+大学院2年間)
対象大学1年生・3年生の女性/大学院1年生の女性

このプログラムは、理系女子学生対象の奨学金制度としての意味を含んでいます。概要と利用者の声は以下の通りです。

概要
・60万円/年の借入が実質無利息
・基金支援企業に入社した場合は実質元金の返済は全額免除
・製造業入社時には元金の半額と返済利息相当額を卒業時に一括給付

利用者の声
「一般的な奨学金は卒業後に返済しなくてはなりませんが、この基金は「製造業に就職したら50%、トヨタグループに就職したら100%が返済免除になる」というシステム。ものづくり、特に自動車業界に興味があるわたしにとっては、これがとても魅力的でした。」

詳細:奨学支援コース(希望制)

映像授業に字幕を付けるプロジェクトを支援

企業名セールスフォース ・ドットコム
業界ソフトウェア業界
プログラム名「やさしい字幕」プロジェクト
カテゴリ金銭寄付
実施期間1時間

NPO法人eboardにより、映像授業に字幕を付けるプロジェクトに対して寄付が行われました。教育現場におけるプロジェクトの実証も支援しています。

詳細:法人としてeboadを支える

教職員研修の事例1つ

教職員への研修を通して企業理念を体感してもらう

企業名日立建機株式会社
業界建設機械業界
カテゴリ教職員研修
実施期間3日間

このプログラムのねらい、実施内容、先生の感想は以下の通りです。

ねらい
・教職員の皆様が、民間企業における企業活動を実際に体験し、経営理念に基づいた経営戦略や顧客対応、コスト意識を実感する
・今後の校務活動や授業改善に生かしてもらう

実施内容
・初日:本社で企業理念やCSR、環境に対する企業の取り組みについての説明を座学中心に実施
・2日目:土浦工場、技術研修センタ、霞ヶ浦総合研修所の見学を実施
・3日目:霞ヶ浦総合研修所にて、溶接シミュレータの体験/研修所の社員との人材育成に関する意見交流

先生の感想
「民間企業での取り組みに触れることができてよかった」
「特に当社グループで展開している“Kenkijinスピリット”が、今後の校務活動を進める上で大変参考になった」

詳細:教員の民間企業研修を実施

その他の事例2つ

生徒による社会課題解決のための開発をサポート

企業名日鉄エンジニアリング株式会社
業界エンジニアリング業界
プログラム名情熱・先端 Mission-E
受賞文部科学省主催「青少年の体験活動推進企業表彰」
大企業部門  審査委員会優秀賞(2020年度)
カテゴリその他
実施期間約8ヶ月
対象高校生

このプログラムは、技術者からアドバイスを受けながら、社会課題の解決方法を学びます。以下の手順でプログラムは進行しました。

実施内容
1. ミッションの説明を受け、開発方法を学ぶ。
2. オンライン面談をしながら、各校で開発を実施する。
3. 途中成果を発表する。
4. 各校で開発を続ける。
5. 開発の成果を発表し、参加校同士で競う。

詳細:【建築・廃熱利用テーマ】情熱・先端 Mission-E 2021年度募集開始!【関東・北九州地域 】

自社のサービスを活用し、公立学校へのICT教材の提供に協力

企業名エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
業界通信業界
カテゴリその他
実施期間2017年度~

このプログラムは、同社が運営する教育クラウドプラットフォーム「まなびポケット」を通じて、公立学校へのICT教材の提供に協力されたものです。

詳細:法人としてeboadを支える

ABOUT ME
この記事を書いた人:Study Valley 編集部
探究No.1メディア”Far East Tokyo”編集部です!執筆陣は、教育コンサルタント、元教員、教育学部大学院生など、先生方と同じく、教育に熱い思いを持つStudy Valleyのスタッフ陣です。子どもたちがわくわく探究する姿を思い浮かべながら制作しています!先生方のお役に立ちますように。Twitterフォローで記事更新情報が届きます。
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【企業のCSR広報ご担当者様へ】
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【この記事の監修者】

田中 悠樹|株式会社Study Valley代表

田中 悠樹|株式会社Study Valley代表

東京大学大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券→リクルートホールディングスに入社。同社にて様々な企業への投資を経験する中で、日本の未来を変えるためには子どもたちへの教育の拡充が重要であると考え、2020年に株式会社Study Valleyを創業。
2020年、経済産業省主催の教育プラットフォームSTEAM ライブラリーの技術開発を担当。
2024年、経済産業省が主催する「イノベーション創出のための学びと社会連携推進に関する研究会」に委員として参加している。